アニメ×実写映画『九龍ジェネリックロマンス』(C)眉月じゅん/集英社・「九龍ジェネリックロマンス」製作委員会 (C)眉月じゅん/集英社・映画「九龍ジェネリックロマンス」製作委員会 『恋は雨上がりのように』で知られる眉月じゅんによる漫画『九龍ジェネリックロマンス』(集英社「ヤングジャンプ」連載)を原作とするテレビアニメと実写映画のクロスオーバーPVが解禁となった。今年4月に始まったテレビアニメは最終話の放送が終了。実写映画版は8月29日より全国公開される。
【動画】TVアニメから実写映画へとつなぐクロスオーバーPV 物語の舞台は、かつて香港に実在した美しくも妖しい迷宮都市「九龍城砦」。過去の記憶を失った鯨井令子と、誰にも明かせない過去を抱える工藤発がひかれ合いながらも、距離が近づくほどに深まる謎に翻ろうされる切ないミステリー×ラブロマンス。2人はやがて究極の選択を迫られることになる。
アニメ版では鯨井令子の声を白石晴香、工藤発の声を杉田智和が担当。実写映画では吉岡里帆(令子役)、水上恒司(工藤役)が演じる。
解禁となったクロスオーバーPVは、アニメ版の「工藤さん、私を見てください」という令子の切なる想いから始まり、2人の距離が縮まるほどに露わになる“過去の恋人”という秘密に戸惑い、苦しむ令子の姿が印象的だ。やがて実写映像へと切り替わると、水上演じる工藤が「始まりもしないし、終わりもしない、それでよかったんだ」と感情を吐露。葛藤する工藤を前に、令子(吉岡)は「私は“絶対の自分”になりたい」と自らと向き合う決意を見せる。
過去に囚われる男と未来を見つめようとする女。アニメが紡いだ余韻の中で、もうひとつの“九龍ジェネリックロマンス”が実写映画として幕を開ける。
さらに、テレビアニメでは吉岡が、令子が飼う金魚「サクセス」役として声のサプライズ出演を果たしていたことも明らかになった。吉岡は「サクセス役を一瞬ではありますが演じさせていただきました。眉月先生の描くサクセスがとってもかわいく大好きなキャラクターだったので声を入れさせていただき大変光栄でした!」とコメントを発表。
「アニメ版は原作リスペクトが素晴らしく丁寧な感情表現にキュンとしました。レコぽんと工藤さん、蛇沼とグエン、カップル達の切なくも愛に満ちた関係性は一視聴者として憧れます」と感想を述べつつ、「実写版では映画という表現で皆様に楽しんでいただけるようチーム一同アイデアを出し合いました。ぜひ映画館でも、謎と恋の香りに包まれた九龍の不思議な世界に入っていただけたらなと思っています」と、アピールしている。
アニメと実写、それぞれの手法だからこそ描ける“九龍”の世界。実写映画では、その独特な空気感を再現するため、狭く雑多な路地や古い商店が残る台湾で真夏のオールロケを敢行。どこか懐かしくノスタルジックな風景の中で、令子と工藤の記憶と秘密をめぐる切ない愛が描かれる。
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