50万円で買った格安別荘。憧れの別荘ライフを夢見てDIYをしていたら、庭に出現したのはまさかの「川の源流」―。この衝撃の展開を記録したYouTube動画が話題を呼んでいます。築40年の山奥の別荘を自力でリノベーションしていた投稿主が、庭の整備中に遭遇したのは、敷地から溢れてくる大量の湧き水。その水をたどると、やがて小川から清流となり、利根川に合流していることが判明しました。視聴者からは「東京都民の飲み水になっていたとは…」「スケールが壮大過ぎて言葉がない」と驚きの声が相次ぎました。
【写真】庭から沸き続ける水は…清流になり、利根川へと続いていました
憧れの別荘ライフが一転、想定外の異変が発生
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「よつめもん。50万円の別荘買った」のよつめもんさん。人里を離れたくなって山あいに佇む築40年の中古別荘を購入し、自らの手で改修を進める様子を発信しています。
話題となっているのは、「水捌けが悪い庭と思ったら湧き水だった…再考察」と題した1本の動画です。
庭木の伐採や地面の整備をすすめる中で、地中から水が湧き出してくるという異変が起こります。掘っても掘っても水は止まらず、敷地は泥に覆われていきます。高床式の建物の下にはじわじわと水が入り込み、やがて床下から敷地全体が湿地のような状態になっていきました。
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最初の頃は単なる水捌けの悪い土地と思っていたよつめもんさんでしたが、調査していくうちに敷地から水が湧いていることに気付きます。そしてある日その水がどうなっているのか敷地を出て行き先を探り始めました。
湧き水は利根川に合流
敷地の北側に向かって流れ出た水は、50メートルほど先で池となり、さらに100メートルほど進むと小川に。そしてその先で豊かな清流となり、最終的には利根川に合流していることが分かりました。
つまり、よつめもんさんの庭から湧き出した水は、利根川を経由して、東京都民など首都圏に住む人々の飲み水の一部になっている可能性があるというのです。
動画を見た視聴者からは、「スケールが想像を超えていた」「ちょっとした水たまりだと思ってたのに…」と驚きのコメントが続出しました。
「ここで滞らせるわけにはいかない」湧き水との闘い
庭の水が利根川に続き、やがて多くの人たちの飲み水になるかもしれないという事実。そのことに「ここで滞らせるわけには行かない。しっかり流してあげないと」とよつめもんさんもまた壮大な決意をするのでした。
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その決意を胸に、よつめもんさんは溢れ出る湧き水と向き合い、敷地から利根川に流すべく、時に心折れそうになりながらも黙々と作業を続けました。
排水ルートの基礎として小ぶりな岩や石、木の枝などを組み合わせ、地中に通気と排水のための層を丁寧に整え、そこに暗渠（あんきょ）パイプを這わせていきます。
来る日も来る日もシャベルを握り、少しずつ排水経路を完成させていったのです。
さらにはその上に防草シートを敷き詰めたうえで、総量7.5トンもの砂利を庭中に広げるという、気の遠くなるような重労働にも取り組みました。
生まれ変わった庭と進化する別荘ライフ
こうしてよつめもんさんの庭はぬかるみが解消され、家族でBBQを楽しめる快適な空間に生まれ変わりました。
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同時に建物のリノベーションも進み、10年以上放置されていた白カビだらけだった古びた別荘は、洗練された空間へと変貌を遂げていきます。
現在は別荘で暮らす中で本格的な料理にも挑戦するなど、ライフスタイルそのものをアップデート。湧き水と格闘した庭の整備もまだ進行中で、さらなる進化を続けています。
動画のコメント欄には、「あんなボロボロだった家がここまで変わるなんて感動」「センス良すぎ」「隠れ家レストランにしか見えない」といった驚きと称賛の声が寄せられています。
（記事を一部修正しました／7月12日午前7時14分）
（まいどなニュース特約・道草クイーン）
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