
滋賀県草津市はこのほど、フリーマーケットサービス「メルカリ」に出店し、粗大ごみとして市民から回収した家具や子ども用品などのリユース品の販売を始めた。同様の取り組みは滋賀県内で初めてで、ごみの減量と循環型社会の推進とともに、新たな財源確保を目指す。
【写真】安い!テーブル1000円、タンス1500円…草津市がメルカリに出した粗大ごみ
市資源循環推進課によると、出品するのは市立クリーンセンター(同市馬場町)に持ち込まれた粗大ごみの中から、状態の良い家具や子ども用品など。初日は、木製チェアやローテーブル、エレキギターなど約20点を500〜3千円で出品し、一部は既に売れたという。
これまでリユース品は、官公庁オークションに出品していたが、知名度が低く売れ残るケースがあったほか、売れなかった場合に再度出品し直すなど事務作業に手を取られる課題があった。利用者が多いメルカリを活用することで、より多くの人に購入機会を提供できるよう図る狙いがあるという。配送作業の省力化のため、商品はクリーンセンターでの引き渡しとなる。
同課の担当者は「ごみの減量化と資源の有効活用を進めたい。また、ごみを捨てる前に、他の人に譲るなどの選択肢も持ってもらえたら」と話している。
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販売価格から手数料10%分を差し引いた金額が市の収入になる。
(まいどなニュース/京都新聞)