「ルフィ」広域強盗事件の勧誘役に懲役20年判決 幹部で初 東京地裁

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2025年07月23日 15:04  毎日新聞

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東京地裁=東京都千代田区で、米田堅持撮影

 「ルフィ」と名乗る人物らのグループによる広域強盗事件で、強盗致傷ほう助や詐欺などの罪に問われた小島智信被告(47)の裁判員裁判で、東京地裁(板津正道裁判長)は23日、懲役20年(求刑・懲役23年)の判決を言い渡した。一連の事件で「闇バイト」と称して実行役を募る勧誘役だった。拠点があったフィリピンから強制送還された幹部4人のうち、判決が出るのは初めて。


 起訴状によると、小島被告は渡辺優樹(41)、今村磨人(41)、藤田聖也(41)の3被告=いずれも強盗致死罪などで起訴=らと共謀し、2022年10〜12月にあった計3件の強盗致傷、強盗未遂事件(被害総額約7600万円)で実行役を紹介したとされる。計19件の特殊詐欺事件(被害総額約5400万円)にも関与したとして起訴された。


 検察側は公判で、民家が狙われた一連の強盗事件について、「誰もが標的になるのではないかと不安を抱かせ、体感治安を著しく悪化させた」と指摘。「小島被告が強盗の実現に重要な役割を果たしたことは明らかだ」と主張した。


 これに対し、弁護側は強盗事件の詳細な計画については知らされず「関与は限定的だった」とし、懲役11年が相当と訴えていた。【安達恒太郎】



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