平和願い、灯籠流し=原爆犠牲者しのぶ―広島

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2025年08月06日 20:01  時事通信社

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時事通信社

原爆ドーム前を流れる元安川で行われた犠牲者の鎮魂と平和を祈る灯籠流し=6日午後、広島市中区
 原爆投下から80年となった6日夜、広島市中区の原爆ドーム前を流れる元安川で、犠牲者の鎮魂と平和を祈る灯籠流しが行われた。灯籠が水面を温かく照らし、多くの人が静かに見詰めた。

 毎年訪れている岡村良二さん(81)=同市佐伯区=は、原爆で父と兄を亡くし、自身も1歳の時に爆心地から約2キロの自宅で被爆した。「これからは被爆経験のない人が語り継ぐことが大切」と期待し、灯籠に世界平和への願いを込めた。

 父が被爆者という古田弘美さん(62)=同区=は、原爆投下後の焼け野原から復興を果たしたことに驚きつつ、「いまも戦争で苦しんでいる人がいる」と話し、灯籠には「世界の人々が幸せに過ごせますように」と書き込んだ。

 広島県東広島市から訪れた主婦(33)は、被爆した祖母を約10年前に亡くした。「ここに来たらおばあちゃんに会えるかな」という気持ちで灯籠流しに足を運ぶようになったといい、祖母への思いや核兵器廃絶への願いを記した。

 カナダから旅行で広島に来たという看護師のヘザー・ペイラステさん(44)は、手を取り合う家族の絵などを灯籠に描いた。夫や10歳と12歳の息子もそれぞれ灯籠に思いを込めた。息子たちに対し「(被爆の現実を)体験して感じてほしい」と願った。 

原爆ドーム前の元安川に灯籠を流す人=6日午後、広島市中区
原爆ドーム前の元安川に灯籠を流す人=6日午後、広島市中区

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  • 刀折れ矢尽き、もはや決死の本土決戦しか残っていない日本に、広島にはウラン型、長崎にはプルトニウム型とあたかも実験のように投下したアメリカ。…勝てば官軍か。
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