
■MLB ロッキーズ 5−9 ドジャース(日本時間22日、クアーズ・フィールド)
前日、投打二刀流で出場したドジャース・大谷翔平(31)は予定されていた通りこの日は欠場となったが、チームは12安打9得点で快勝。リーグ西地区のライバル・パドレスとゲーム差1の首位をキープし、明日23日から敵地サンディエゴでの直接対決に臨む。
大谷は4月19、20日のレンジャーズ戦で、真美子夫人の出産に立ち会うため、“父親リスト入り”で欠場していたが、休養による欠場は今季初。
右脚太ももに打球が直撃した影響が心配される中、ロバーツ監督(53)によると明日から戦列に復帰の予定だという。試合前の会見では「多分まだ痛みはあると思うけど、明日のラインナップには入るはずだ。レントゲン検査はしてない」と取材陣に話した。
この日の試合は大谷がベンチで戦況を見守る中、打線はF.フリーマン(35)の先制2ランを放つと、前半は毎回得点を重ねてリード。下位打線も奮闘し、新人のA.フリーランド(23)が三塁打を含む3安打の活躍。大谷に代わって指名打者に入ったW.スミス(30)も終盤にタイムリーを放つなど、勝利に貢献した。
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先発のベテラン左腕C.カーショー(37)は、打線の援護を受ける中、5回⅔を投げ、3失点の粘投。山本由伸(27)の10勝に続くチーム2位の8勝目(2敗)を手にした。
今シーズンは128試合を終えて残り34試合。優勝争いも激しさを増し、明日から対戦する地区2位パドレスとは、公式戦では最後の3連戦となる。ドジャースの先発は、23日がB.スネル(32)、24日はT.グラスノー(31)、25日に山本由伸と発表され、首位攻防戦の投手戦にも期待が高まる。
パドレスのカード初戦の先発はダルビッシュ有(39)で、今月18日の同戦でも登板したばかり。前回大谷との今季初対戦では、第1打席は大谷がライトへのヒット、第2打席ではレフトへの大飛球も左飛に打ち取った。前回の直接対決ではドジャースがカード3連勝を飾り、敵地でもプレーオフさながらの激しい戦いになりそうだ。
リーグ本塁打王争いは、この日試合がなかったフィリーズのK.シュワーバー(32)が45本塁打で一歩リード。大谷は20日に6試合ぶりの44号を放ち、1本差で追う。