高級スーパーの成城石井などは、販売していたフランス原産チーズの自主回収に追われています。製造元のチーズから食中毒を引き起こす「リステリア」(リステリア・モノサイトゲネス)が検出されたためで、東京都は対象のチーズを食べないよう注意を呼び掛けています。
フランスでは、同国のシャヴグラン社が製造するチーズからリステリアが検出されました。リステリア症では高熱や嘔吐などの症状が現れ、最悪死亡するケースもあります。フランス公衆衛生局の発表によると、フランスでは全国で21件のリステリア症が発生、うち2件で死亡が確認されたとしています。
これを受け、フランス国内ではシャヴグラン社によるチーズの回収が進められていますが、同社のチーズを輸入・販売する日本企業も対応に追われています。
成城石井は7月3日〜8月14日に販売した、シャヴグラン社製造の「カマンベール ロイヤルファルコン」157個を自主回収すると発表。明治屋も「カマンベール ロイヤルフォコン」「ブリ ロイヤルフォコン」の自主回収を進めています。
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東京都保健医療局は、自主回収を進めている輸入者リストを公式サイト上で公開し、「当該品は摂取せずに返品してください」と呼びかけています。
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