ヤマト運輸の実証実験でマンションのセキュリティーを解除する自動配送ロボット=22日午後、千葉県浦安市 ヤマト運輸は22日、大規模マンション内で自動配送ロボットによる荷物配達の実証実験を開始した。多様な受け取りニーズに対応しつつ、人手不足が深刻な物流現場を効率化し、再配達を減らすのが狙い。ロボットの動作や住民の満足度を見極めた上で、2026年中の導入を目指す。
実験は12月までの間、千葉県浦安市と東京都品川区のマンションで順次実施。事前に許可を得た居住者を対象に、マンションに到着した同社の宅配便をロボットが各住戸まで運ぶ。利用者はメールを通じ、受け取り日時や、ロボットとの「対面」か、玄関前への「置き配」のいずれかを選ぶ。

ヤマト運輸の実証実験で対面配達を行う自動配送ロボット=22日午後、千葉県浦安市