
かつて親しまれたキャンディー、チェルシーの人気が再燃している。
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1971年に発売され、ロングセラーとして愛されたキャンディー「チェルシー」。スコットランドのスカッチキャンディーを参考に当時の明治製菓(現:明治)が開発したものだが、惜しまれつつ2024年に販売終了となった。しかし、明治のグループ会社であり、サイコロキャラメルなどを製造販売する道南食品が、更に進化させた「生食感チェルシー」を北海道限定で発売開始。入手困難なほど爆発的な人気となっている。さらに進化したチェルシーとは?人気の秘密を道南食品株式会社の木村幸乃さんに話を聞いた。
――北海道で発売された経緯は?
木村:2024年春に明治はチェルシーの生産を終了したのですが、長い歴史のあるこのロングセラーブランドを、何とか形を変えてでも継続できないかと、模索を続けていたと聞いています。
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チェルシーは主原料にバター、クリームなどの乳製品と、糖を高温で煮詰めて作っているので、「北海道の優れた品質の乳製品と北海道のビート糖で作ったら特別に美味しい特別なチェルシーができるのではないか?」開発はスタートしました。それだけではなく、チェルシーが発売された当初の驚きのおいしさ、感動を現代で表現するには新しい食感の方が良いのでは?と考え、新技術を活用して北海道 生食感チェルシーが完成しました。
――ヨーグルトスカッチ味の発売も好評です。
木村:バタースカッチ味が予想をはるかに超えるご好評で、発売からしばらくは商品の供給が追い付かないほどでした。すぐにお客様から 「ヨーグルトスカッチ味も出してほしい!」とご要望があったのですが当時は対応できず…生産体制を整えながら開発を進め、まずは函館市ふるさと納税でのみ数量限定でヨーグルトスカッチ味の提供を開始しました。そこから更に生産能力を増強。やっと北海道限定での一般発売が実現しました。
――北海道産であるこだわりは?
木村:北海道産の濃縮ヨーグルトペースト、北海道産の生クリーム、北海道産のビート糖を使用し、函館で作り上げた、函館産のチェルシーです。やわらかい生食感で味わえるので、口に入れた瞬間に驚かれるお客様も多いです。まずは北海道限定のお土産として、函館の地から皆さまへお届けします。北海道と食感にこだわった新しい生食感チェルシーをぜひ召し上がっていただきたいです。
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SNSでは「チェルシーはヨーグルト味が一番。」「あなたにもあげたいって言ってたのに!全国で売ってよ!」「北海道に行くしかない。」などの反響が集まった。懐かしの味がどんな進化と遂げたのか。是非確かめてみたい。
(まいどなニュース特約・米田 ゆきほ)
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