【フィギュア】ロシア18歳ペトロシャンが登場 わずか27分間の練習で存在感 ミラノ五輪予選

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2025年09月18日 14:07  日刊スポーツ

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ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選の公式練習に臨んだアデリア・ペトロシャン(右)とエテリ・トゥトベリゼ・コーチ(撮影・松本航)

<フィギュアスケート:ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選>◇18日◇北京・国家体育館◇女子公式練習



【北京=松本航】個人の中立選手(AIN)として五輪出場枠確保を目指すアデリア・ペトロシャン(18=ロシア)が、ついにベールを脱いだ。


午前11時25分(日本時間午後0時25分)から、本番会場で公式練習に参加。エテリ・トゥトベリゼ・コーチに見守られ、リンクに入るとすぐに体を動かした。


4回転ジャンプは両足着氷となったサルコー1本のみにとどめたが、3回転はアクセルを除く5本全て着氷。ショートプログラム(SP)の曲をかけた通しでは、ダブルアクセル(2回転半)、3回転ルッツ、フリップ−トーループの連続3回転を降りきった。


練習時間は35分間設定されていたが、スピンやステップシークエンス、スケーティングを確認し、27分間で切り上げた。


すでに国・地域別出場枠で最大3枠を確保した日本勢などはおらず、残る5枠が争われる今大会。22年から国際スケート連盟(ISU)はウクライナへの侵攻を続けるロシア、同盟国ベラルーシの選手の競技会参加を認めてこなかった。一方、24年12月には厳格な検査を経て、中立の立場が証明された選手に限り、26年ミラノ・コルティナ五輪の最終予選への出場を認めた。認められるのはロシアから1人のみとなっており、ペトロシャンが選出され、五輪出場の場合も団体戦にはエントリーできない。


ペトロシャンは2007年6月5日、モスクワ生まれの18歳。昨季のロシア選手権では女子2連覇を達成し、ISU非公認ながら合計262・92点をたたき出した。


単純比較はできないが、合計点は世界歴代2位(1位はカミラ・ワリエワの272・71点)に相当する。

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