<西武5−8日本ハム>◇26日◇ベルーナドーム
日本ハムが逆転勝ちでV逸を阻止した。初回に3点を先行されたが、強打の海賊打線が本領を発揮した。3回までに4得点を奪って、初対戦となった高卒新人右腕の篠原をKO。5回には水野が2戦連発となる決勝の7号3ランも飛び出し、6回は打点王を独走するレイエスが89打点目となる犠飛。1番右翼でスタメン出場した矢沢が攻守で躍動するなど、15安打8得点での快勝だった。
試合後の新庄剛志監督(53)は「なんもないっすよ。全員で勝つのみ。なんもない。ほんと、なんもない。勝つのみ」とだけ、ほぼ足を止めずに言った。今季最短となる約10秒の取材対応。試合内容よりも、勝ったことが全て。チームはリーグ優勝&日本一に輝いた16年以来の80勝に到達したが、多くを語ることなく足早に球場を後にした。
その約2分後。仙台では首位ソフトバンクが楽天に逆転勝ちを収めた。これで優勝マジックを1とされ、日本ハムは残り4試合。土俵際に立たされた状況は変わらない。27日ロッテ戦は勝ってもV逸の可能性があるが、指揮官の言葉通りに「全員で勝つのみ」。目の前の試合を1つずつ大事に戦っていく。【木下大輔】
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