ANAホールディングスと米ジョビー・アビエーションが大阪・関西万博の会場で公開した、「空飛ぶクルマ」のデモ飛行=30日、大阪市此花区 ANAホールディングス(HD)と米新興企業ジョビー・アビエーションは30日、大阪・関西万博の会場(大阪市)で「空飛ぶクルマ」のデモ飛行を報道陣に初公開した。万博会場に面した海上で、約13分飛行した。10月1日から閉幕日の13日まで、一般来場者にお披露目する。
公開された機体はジョビー社が開発した電動垂直離着陸機(eVTOL)。定員はパイロットを含め5人。市街地から飛び立つこともでき、運航中の騒音を抑えられるのが特長だ。
ジョビー社などは、同機を使用したエアタクシー(空飛ぶタクシー)サービスを日本で展開する計画で、2027年度以降の商用化を目指している。ANAHDは将来的に100機以上導入し、道路の渋滞回避や災害時などに活用する。ANAHDの芝田浩二社長は「革命的な移動手段が皆さんの選択肢に加わる」と強調した。