ＪＰメンバーを窃盗容疑で再逮捕＝２０万人分「住所録」使用か―福岡県警

　フィリピンを拠点とする日本人犯罪集団「ＪＰドラゴン」メンバーによる特殊詐欺事件で、京都府内の高齢女性から現金を盗んだとして、福岡県警は１日、窃盗容疑で、住所不定、無職三本竹朗容疑者（２８）らメンバー６人を再逮捕した。いずれの認否も明らかにしていない。６人は先月、フィリピンから日本に移送され、窃盗容疑で逮捕されていた。

　県警によると、比入国管理局が５月にメンバーを拘束した際、拠点とみられる一軒家から、約２０万人分の住所や名前、電話番号を記した住所録やスマートフォン、パソコンなどが押収され、県警に引き渡された。県警は事件に使用していたとみて詳しく調べている。

　６人の再逮捕容疑は５月、氏名不詳者らと共謀し、京都府八幡市の８０代女性に「キャッシュカードが不正利用されている」などとうその電話をかけ、カードを受け取り、現金１５０万円を引き出して盗んだ疑い。