埼玉県戸田市は10月6日、リチウムイオンバッテリーや二次電池が含まれる小型家電製品専用の分別回収袋のデザインを公開した。広報紙「広報戸田」12月号と同時に市内7万戸超に配布する。
回収袋のサイズは220(横)×450(縦)×130(マチ)mm。透明な袋で、前面に日本語、背面には英語・中国語・韓国語・ベトナム語の4カ国語で表記する。また代表的な製品の例をイラストにするなど直感的に理解できるデザインとした。
戸田市では、リチウムイオン電池などの回収ボックスを市内各所に設置している他、「燃やさないゴミ」の日に「危険物」と明記することでゴミとして出せる形にした。膨張したものなど発火の危険があるものを除き、地区の収集日に回収する。
しかしゴミの出し方について住民の認知が進んでいるとはまだいえず、回収袋の配布を機に「外国人住民を含む幅広い市民が、正しい方法でリチウムイオン電池などのごみ出しができるようになり、ごみ処理段階での火災リスクを大幅に減らすことが期待される」としている。
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また隣接する蕨市も同様の回収袋を作成して12月に配布する予定。デザインは異なるという。
両市のゴミ処理を巡っては、今年7月にゴミ処理施設「蕨戸田衛生センター」で火災が発生。詳細な原因は分かっていないものの、ゴミ焼却施設や粗大ゴミ処理施設の再開には「相当の期間を要する」(8月1日発表時点)などの被害が出た。現在は県内の他の自治体や民間業者、さらには東京23区の一部へもゴミ処理を依頼している。
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