注射が苦手な人に朗報?インフル“鼻スプレー型”ワクチン 気になる価格は?自治体で助成に差も【Nスタ解説】

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2025年10月17日 19:51  TBS NEWS DIG

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TBS NEWS DIG

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インフルエンザの感染者数が8週連続で増える中、“痛くない予防接種”が、いま注目されています。今シーズンから接種費用の助成を始めた自治体もありますが、そもそもどういうワクチンなのでしょうか。

【写真を見る】鼻にスプレーする“痛くない予防接種”「フルミスト」

インフル“痛くない予防接種”とは?

東京・港区の小児科の待合室には、“不安げな子どもたち”の姿がありました。

小学2年生
「痛かった…(Q.泣いちゃった?)ううん。外に出たら早く甘い物が食べたい」

訪れた理由はインフルエンザの予防接種。注射は子どもにも、支える親にとっても辛い時間です。

今シーズン、インフルエンザは例年より早く流行入りしています。

厚生労働省が発表した最新のデータによると、10月12日までの1週間に全国の医療機関から報告された感染者数は、1医療機関あたり「2.36人」。各地で休校や学級閉鎖も相次いでいます。

そのなかで注目されているのが、鼻にスプレーするタイプの“痛くない予防接種”=「フルミスト」です。

クリニックばんびぃに 時田章史 院長
「予約の方の分でほぼいっぱい」

対象年齢は2歳〜18歳までですが、両方の鼻にスプレーするだけ。

従来の注射タイプの場合、13歳未満は2回接種する必要がありますが、スプレーは1回で済みます。特徴は…

クリニックばんびぃに 時田章史 院長
「(ウイルスに)軽くかからせて免疫力を高める『弱毒生ワクチン』。理論的には(注射タイプより)かかりにくいのが特徴と言われています」

待合室では不安げだった男の子。「フルミスト」接種後の感想は…

小学1年生
「(Q.どうだった?)気持ちよかった」

保護者
「ストレスなく、やっぱり針を打つよりいいと思います。一瞬でした」

一般的な費用は8000円〜9000円ほど。取材したクリニックのある港区では、高校3年生までの区民は約半額の4500円が助成されます。

一方で…

クリニックばんびぃに 時田章史 院長
「5%前後、副反応としての発熱や風邪症状が出ると言われています」

喘息などアレルギー症状のある人は注意が必要なほか、“ワクチン由来の感染”が周りに広がるケースも報告されているため、事前にかかりつけ医に相談することが推奨されています。

“鼻スプレー型ワクチン” 助成金に格差も

山内あゆキャスター:
昨シーズンから接種が始まったばかりの“鼻スプレー型”のインフルエンザワクチン「フルミスト」。接種費用は一般的に8000円〜9000円程度で、1回の接種で済みます。

各自治体で助成が始まっていて、▼港区の場合、高校3年生までは助成金が4500円で、自己負担は3500円〜4500円になります。

▼新宿区では、18歳までは自己負担1400円だということです。

また、▼千代田区では18歳まで無料。▼渋谷区・荒川区は中学3年生まで無料となっています。

“鼻スプレー型”のワクチンも新しい選択肢になっていきそうです。

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このニュースに関するつぶやき

  • 予防接種って言っても型が合わなければなんの意味も無い(笑)タミフルで3日位で回復するのだからタミフルをルル並みに売って欲しい事後処理の方が楽だ
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