限定公開( 1 )
カナダで1匹のアライグマが住居の天井に挟まり、おしりが抜けなくなるという珍事件が発生しました。
住民の通報を受けて駆けつけた州の野生動物管理職員は、ロープを使ってアライグマを救出。その一部始終がSNSに投稿されると、記事執筆時点で1600万回再生されるなど大きな反響を呼びました。
2025年10月11日の朝、カナダ・オンタリオ州ロンドン市の住民が自宅の玄関を出ようとしたところ、思いがけない光景に出くわしました。
玄関ポーチの天井から、まるで映画『ミッション:インポッシブル』のワンシーンのように、逆さ吊りになったアライグマがぶら下がっていたのです!
|
|
どうやら夜中に屋根裏へ侵入したアライグマが、外へ出る近道を探してポーチの天井裏へ。照明器具を外してできた穴から脱出を試みましたが、おしりがつかえて抜けなくなってしまい、そのまま朝まで宙ぶらりんになってしまったのです。
住民はすぐにオンタリオ州フォレストシティ野生動物管理局へ連絡。ほどなくして現場に到着した男性職員が、脚立を上ってロープをアライグマに投げました。
一度はロープをキャッチしたものの、職員がロープを引っ張った際に、アライグマの手からロープがするりと抜けてしまいました。
職員が「さぁ! お前の太った尻をここから出そうぜ」と冗談を言いながら再びロープを投げると、今度はしっかりとつかんだアライグマ。無事おしりと後ろ脚が穴から抜けて、脱出に成功しました!
「やったじゃないか!」という職員の声に、アライグマは一瞬戸惑った様子を見せましたが、「さぁ、早く梯子から降りなさい」と促されると、思い切ってジャンプ。そのままどこかへ逃げ去ってしまいました。
|
|
『Journal of Mammalogy』によると、カナダではアライグマは害獣とみなされており、農作物やペットへの被害、病原菌の媒介、家屋への侵入被害などが問題視されています。
通常、当局は感染症予防や安全確保のため、手袋や捕獲棒を使って接触しますが、それが動物に強いストレスを与えることもあります。
しかし、今回のケースでは、アライグマが自力で抜け出すのを助けるべく、職員は距離を保ちつつロープを投げるという、人にも動物にもやさしい方法を選びました。
なお救助後、家屋の侵入口はきちんと封鎖されたとのことです。
フォレストシティ野生動物管理局が公式SNSに投稿した映像は、わずか1分弱ながら、記事執筆時点で1600万回以上再生され、大きな反響を呼びました。
|
|
アライグマにとっては災難でしたが、その一生懸命な姿に多くの人が笑顔に。コメント欄には、「助けが必要になると、アライグマって協力的になるよね」「まさにロープが命綱だ(笑)」「キャッチするの上手すぎ!」「かわいいけど、害獣扱いなのはちょっと悲しい」「助かって本当によかった!」といった温かい声が寄せられています。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。
AWS障害「クックパッド」も影響(写真:ITmedia NEWS)19
AWS障害 すべてのサービスが復旧(写真:TBS NEWS DIG)22