【ドラフト】阪神5位能登嵩都「死ぬ気で投げるつもりで」オイシックス初の投手で支配下指名

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2025年10月23日 22:11  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

オイシックス能登嵩都(2025年3月22日)

<プロ野球ドラフト会議>◇23日



イースタン4冠投手が、12球団屈指の投手陣に割って入る! オイシックスの能登嵩都投手(24)が阪神から5位指名を受けた。同球団からは史上初の投手で支配下指名。「本当にうれしい」と笑顔があふれた。


今季はイースタン・リーグで無双した。防御率、勝利数、勝率、奪三振でリーグトップの4冠。元巨人の野間口貴彦チームディレクター(42)から指導を受け、「成長する部分があった。いろんな変化が起こせた」と成長につなげた。


甲子園では好投の経験もある。旭川大高(現旭川志峯)3年夏に、準優勝した星稜(石川)の奥川(現ヤクルト)と対戦。0−1で敗れたが、9回1失点と投手戦を演じた。「観客数や雰囲気は今でも鮮明に覚えている。その舞台で投げるチャンスがあると思いますし、奥川くんもいつか対戦できれば」と思い描いた。


今季の阪神は12球団トップの防御率を誇った。能登も「つけいる隙のないチームだと思って見ていた」。それでも覚悟はできている。「チームに必要とされることが大事だと思う。ここに行けと言われたら死ぬ気で投げるつもりでやっていきたい」。好きな言葉は「天下無双」。今季無双した投手陣に、2軍4冠右腕が新風を吹かせる。【林亮佑】


◆能登嵩都(のと・しゅうと)2001年(平13)9月29日生まれ、北海道旭川市出身。旭川大高(現旭川志峯)から桐蔭横浜大を経て、イースタン・リーグのオイシックスでプレー。今季の同リーグでは23試合に登板し、12勝4敗、防御率2・60。最優秀防御率、最多勝利、最高勝率、最多奪三振の4冠を獲得。好きな言葉は「天下無双」184センチ、88キロ。右投げ右打ち。

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