
退職代行サービス「モームリ」の運営会社が弁護士に違法に仕事をあっせんしたとされる事件で、JNNは、退職代行のスキームを変更するという主旨の社内会議の音声を入手しました。
退職代行サービス「モームリ」の運営会社が、代行の仕事を違法に弁護士にあっせんし紹介料を受け取った疑いがあるとして、警視庁はおととい、関係先の一斉捜索を行いました。
「モームリ」運営会社は労働組合を介在させることで退職代行を合法としていたとみられていますが、JNNは、一斉捜索の数か月前に社内で行われていた会議の音声を新たに入手しました。
「モームリ」運営会社 社内会議の音声(関係者提供)
「労働組合と提携しているということで、逆に(無資格なのに)交渉しているって思われてしまう」
「労働組合と退職代行サービスを切り離して行おうと考えています」
この社内会議では、社員に向け「通知業務に徹しているので労働組合は必要ない」と説明していました。
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その後の捜査関係者への取材で、複数の関係者が「労働組合を使うスキームは谷本慎二社長が首謀していた」と話しているということで、警視庁は「モームリ」が違法性を認識していた可能性もあるとみていて、調べを進めています。
