「良かったねと伝えたい」親族も安堵の涙 26年前の名古屋主婦殺害

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2025年10月31日 23:22  毎日新聞

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毎日新聞

情報提供を呼び掛けるチラシ入りのティッシュを配る高羽悟さん=名古屋市西区の名鉄上小田井駅で2025年2月5日午前8時24分、塚本紘平撮影

 1999年11月に名古屋市西区のアパートで高羽奈美子さん(当時32歳)が殺害された事件。容疑者逮捕の知らせを受け、親族からも驚きや安堵(あんど)の声が漏れた。


 夫の悟さん(69)の弟、高羽登さん(66)は、親族のグループラインで一報を知り、涙が込み上げたという。


 悟さんとは事件について話すことはほとんどなかったといい、「長かったです。毎年この時期になると『また1年たってしまったんだな』と思っていた。ようやく捕まり、兄には良かったねと伝えたい」と話した。


 また、悟さん夫妻の長男、航平さんにも思いをはせ「26年間、航平はつらい様子を一切見せず、気丈に振る舞ってきた」と振り返った。


 事件が急展開を迎え、登さんは「(容疑者は)兄の同級生ということで、何があったのかが気になるところです」と捜査の行方を見守った。【川瀬慎一朗】



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