あの、鈴木福「惡の華」キービジュアル(C)「惡の華」製作委員会2026(C)押見修造/講談社【モデルプレス=2025/11/25】押見修造氏原作の「惡の華」(講談社)が、テレビ東京系で2026年4月よりドラマ化決定(「Disney+ (ディズニープラス)」にて放送・アジア見放題独占配信)。鈴木福とあのがW主演を務める。
【写真】「惡の華」佐和役の元アイドル、ショートボブ×制服の再現ビジュアル◆「惡の華」鈴木福&あのW主演でドラマ化
原作は電子コミックを含め全世界累計325万部を突破の伝説的同名漫画。1巻表紙の「クソムシが」という吹き出しが衝撃的なコミックが、実写ドラマ化される。同作は「別冊少年マガジン」(講談社)で連載され、アニメや映画、舞台など、様々な形でファンを魅了。そして、この度のドラマ化では、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+」でのアジア見放題独占配信が決定しており、配信は各話地上波放送後のタイミングから開始予定。深夜ドラマの規模を超える展開を誘う。
まずW主演の1人は、ドラマ・映画での俳優業の傍ら、朝の情報番組でもパーソナリティーを務めるなど幅広く活躍を続けている鈴木。同局のドラマでは今回が初主演となる。そんな鈴木が演じる、春日高男(かすが・たかお)は、ボードレールの詩集「惡の華」を愛読していることで、自分は他のクラスメートとは違うと思い込んでいる少年。良くも悪くも現実から目を背けてしまう一面があり、根拠のない自信を抱いている一方で、自分に都合の悪い状況からは逃げようとする癖がある。
ある日、ひょんなことから憧れのクラスメート・佐伯奈々子(さえき・ななこ)の体操着を盗んでしまい、その光景を見ていたクラスメートの仲村佐和(なかむら・さわ)に翻弄され、自分も知らなかった“自分”と向き合っていくという複雑な心情を、鈴木がどう演じていくのか。出演にあたり、鈴木は「この作品を通して、自分の中にある『惡の華』を愛でて、観てくださる皆さんの何かに養分を届けられたら嬉しいです」とコメントを寄せている。
そして、そんな春日を翻弄する仲村を演じるのは、もう1人のW主演、世界中に熱心なファンを持ち若い世代を中心に歌手・俳優としても人気を誇るあの。同局ではレギュラー番組の「あのちゃんの電電電波◆」(※「◆」は「音符マーク」)でMCを務めているが、同局のドラマ出演は初めてで、さらに今回が地上波ドラマ初主演となる。
今作であのが演じる仲村は、思春期に見られる「葛藤」である、自分の生きる街や環境、社会に対する不満を持ち、自分の考え・感情・欲望に忠実であるが故に、本能や欲望を隠して生きる人間たち(クソムシたち)に苛立ちを隠せない。そんな「絶望」に似た感情を隠さずにあらわにする為、周囲からは理解不能に見え、怖がられてしまうトラブルメーカー。思春期の心の変化と葛藤している仲村の「狂気」をあのがどう演じるのか。
あのは出演にあたり「まさか仲村さんを演じさせてもらう人生になるとは思ってもいませんでした。このご縁を大切に体当たりで撮影に挑ませていただきました。絶対に見逃さないでほしいです」と呼びかけている。
◆「惡の華」キービジュアル&原作者イラスト解禁
また、2人の主従関係を表しながらも、春日と仲村の心の危うさを表現した神秘的なビジュアルが早くも完成。思春期の不安定さと、秘密の契約を交わし主従関係となった2人のどこか悦びに満ちた、「悦(えつ)」の感情を生々しいほどに表現したビジュアルになっている。
さらに、原作者の押見氏がドラマ化を記念して、春日と仲村に扮した鈴木とあのを特別に描き下ろしたイラストが到着。ストーリーの中の思春期の暴走と、葛藤にさいなまれた春日と仲村の2人の主従関係を表しながら、鈴木とあのの表情が入り込んでいる衝撃的なイラスト。押見のドラマへの期待度が垣間見える作品となっている。
同イラストについて、鈴木は「まさか押見先生に、僕の演じる春日くんを描いてもらえるなんて思ってもいなかったので、とても嬉しかったです!」と喜びをコメント。あのは「『惡の華』と出会ってから、押見先生の描く漫画にたくさんの感情をもらったので、とてもとても感慨深いです…!素敵な描き下ろしイラストをありがとうございます」と原作者・押見氏への感謝をつづっている。(modelpress編集部)
◆あらすじ
舞台は群馬県・ひかり市。山々に囲まれた場所に住む中学2年生の春日高男は、毎日閉塞感を感じながら生きていた。そんな彼の心を救っていたのはボードレールの詩集「惡の華」。ある日の夕方、春日が忘れ物を取りに教室に戻ると、そこには憧れのクラスメート・佐伯奈々子の体操着が落ちていた。辺りを見回した挙句に春日がとった行動、それは体操着を衝動的に盗むという過ち。しかし、教室は無人ではなかった。一部始終をクラスの問題児・仲村佐和に隠れて見られていた。翌日、秘密にする代わりに仲村からある“契約”を持ちかけられる。仲村に支配されるようになった春日は、彼女の変態的な要求に翻弄されるうちに絶望を知り、自らのアイデンティティーを崩壊させていく。意外なきっかけから佐伯と付き合うことになり、春日は恋心と背徳の自己矛盾に苛まれる。仲村と佐伯の間で揺れる春日。春日と仲村は地元の大きなお祭りで大事件を起こす。
◆鈴木福コメント(春日高男/かすがたかお役)
多くの方に愛され、学生時代のさまざまな感情の記憶を揺さぶられるこの作品の主人公を演じさせていただけること、とても嬉しく思います。僕と近い雰囲気を持ちながらも、話が進むごとにこれまで演じたことのないキャラクターへ変化していく春日高男に、ワクワクしています。彼の持つ悩みや葛藤は、彼と同じ年だった頃の僕も、今の僕も、形を変えながら持っているものだと思います。この作品を通して、自分の中にある「惡の華」を愛でて、観てくださる皆さんの何かに養分を届けられたら嬉しいです。
◆あのコメント(仲村佐和/なかむらさわ役)
多くの方に愛され、学生時代のさまざまな感情の記憶を揺さぶられるこの作品の主人公を演じさせていただけること、とても嬉しく思います。僕と近い雰囲気を持ちながらも、話が進むごとにこれまで演じたことのないキャラクターへ変化していく春日高男に、ワクワクしています。彼の持つ悩みや葛藤は、彼と同じ年だった頃の僕も、今の僕も、形を変えながら持っているものだと思います。この作品を通して、自分の中にある「惡の華」を愛でて、観てくださる皆さんの何かに養分を届けられたら嬉しいです。
◆押見修造氏コメント(原作者)
原作漫画の連載終了から十余年、また新たにドラマとして世に放っていただけることは、稀有な有り難いことだと思っております。鈴木福さんは、昨今の演技を拝見して、春日を演じて頂くのがとても楽しみです。あのさんには、以前から仲村さんのような純粋さと反逆精神を感じていました。昔漫画を読んでくださった方も、はじめての方も、観て頂けたら嬉しいです。
◆テレビ東京 ドラマ制作部 漆間宏一氏コメント(プロデューサー)
「クソムシが」「変態なんかじゃ…ない」原作の表紙にあるように、思春期や性、少年少女の衝動をテーマにした押見修造先生の大人気作のドラマ化です。突飛な話のように感じますが、揺れ動く思春期の感情は多くの方に共感いただける内容となっています。福くんとあのさんが魅せる多種多様な感情表現により、春日と仲村の複雑な主従関係を体現しています。コメディーもあり、シリアスもあり、どのシーンも感情を揺さぶられます。ディズニープラスでの配信もあるので、テレ東深夜作品の規模を超えた内容をお届けできると思います!(4月クールはまだ先ですが、嬉しくて早めに解禁しちゃいました。)続報もお楽しみに!!
◆C&Iエンタテインメント 涌田秀幸氏コメント(プロデューサー)
「生きていくことは変化していくことだ」と、敬愛する作家から教わった言葉があります。「惡の華」は春日高男と仲村佐和が生きるために変転していく話です。周囲を巻き込みながらも葛藤と拒絶を繰り返し、前に進む話です。物語の舞台は1998年(ドラマでは)。暦が2000年に変遷する時代に私は、形容できない不安に襲われた記憶があります。その時代を生きる、少年少女のお話です。そして、誰にでも訪れる思春期の物語です。漫画、舞台、アニメ、映画に続く5回目の彼らの人生を、ぜひお楽しみください。
◆配信情報
ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で、各話放送後からアジア見放題独占配信
広告付き無料配信サービス「TVer」/「テレ東HP(ネットもテレ東)」「Lemino」ほか
【Not Sponsored 記事】