見つけた人はラッキー! 町中華の絶品裏メニュー「スペシャル酔来丼」とは【Nスタ】

0

2025年12月04日 13:32  TBS NEWS DIG

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

TBS NEWS DIG

TBS NEWS DIG

賄いから生まれた料理から、息子のために作った愛情料理まで。知っている人だけが得をする「町中華の裏メニュー」を大特集します。

【写真を見る】見つけた人はラッキー! 町中華の絶品裏メニュー「スペシャル酔来丼」とは【Nスタ】

■“まかない”から8割が注文する看板メニューに


横浜にある創業82年の町中華「酔来軒」。店内はどこか懐かしさを感じる、これぞ昭和の町中華。一度食べたらクセになると評判のお店です。

 


「横浜名物サンマーメン」(700円)は、たっぷりの野菜と醤油ベースのとろみのついたあんが絶品の味。そして、「しいたけシュウマイ」(4個500円)は、その名の通り、しいたけが丸々1個入った贅沢な一品。


お客さん
「なるほどね、これはうまいわ」
「40年以上来ていますけど、一度食べたら、また来たくなりますよね」

そんな中、ほとんどのお客さんが注文する看板メニューが「酔来丼」です。
 


熱々のご飯の上にチャーシュー、ネギ、もやし、そしてメンマ、さらに卵とラーメンの具材をのせただけ、その名も「酔来丼」(400円)。特製のタレをかけ、味をじわじわーっと染み込ませていくと、シンプルな丼が絶品グルメに早変わり。

 


リポーター
「チャーシューのうまみ。卵が絡まっているので、より全体の味をまろやかにしてくれているんですよね、びっくりするくらい美味しいんです」

 


料理を作るのは3代目のご主人の野木発成さん(47)。実はこれ、元々はお店のまかない飯。ありものでさっと作れて、しかも美味い。試しに店で出してみると、これが大ウケし、今ではお客の8割が注文する看板メニューになりました。

■見つけた人はラッキー 隠しに隠した裏メニュー

ところがこれだけではありません。この店にはとんでもない裏メニューが。

酔来軒 3代目 野木発成さん
「この店内のどこかに裏メニューが隠されてるんですね。それを見つけてくれた人だけが頼めるメニューがあるんですよ」
 


お品書きを隅から隅まで確認したり、机の下をのぞき込んだり、店内中を探しまわること5分。ついに、メニューの底に書かれている裏メニューを発見しました。「スペシャル酔来丼」(850円)とはいったいどんなメニューなのでしょうか。


リポーター
「すごいボリュームですね。チャーシューが何枚乗ってるんですか」
 


通常の「酔来丼」に分厚いチャーシューが7枚も乗せられた、まさにスペシャルな一品。自家製チャーシューからは肉汁が流れ出しています。

リポーター
「酔来丼の何倍ものサイズがあるので、チャーシューのうまみ、そしてこの弾力、長くじっくりと味わえるんですよ。なぜこれだけ美味しいのに裏メニューなんですか」
 


酔来軒 3代目 野木発成さん
「チャーシューが終わり次第、店が終わっちゃうので、わからないように(裏メニューに)しているんです」

その裏メニューを見つけたラッキーなお客さんは。

お客さん
「並みと大盛りがあったら、やっぱり大盛りを頼みたくなっちゃう」
「食べ応えはもう、ありすぎるほどありますね。たまらないです」

■息子のために作った絶品裏メニューはコスパ最高


絶品裏メニューは、東京・蒲田にも。創業57年の町中華「寳華園」には、芸人のカンニング竹山さんにそっくりの店主、2代目の清水宏悦さん(60)。
 


ご主人の人柄のように透き通ったスープのあっさり醤油ラーメンに
パラパラチャーハンのセット、「ラーメン半チャーハン(800円)」。
 


鎌田名物の餃子(4個300円)は薄皮でパリッと焼かれ、野菜の優しく甘いうまみが凝縮されています。

お客さん
「もう10年近く(通っている)。美味しいですね。なんでもだいたい美味しいですよ」
「コストパフォーマンスが本当に最高。ちなみに裏メニューもいいですよ」
 


この店には「コスパ最高」といわれる裏メニューが。豚の肩ロースを、ニンニク、しょうゆ、そしてたっぷりのバターで炒め、千切りキャベツの上に乗せた一品、その名も「ガリバタポーク」(600円)。


リポーター
「ニンニクとバターって本当に最強のコンビですよね。もう幸せの連鎖が生まれますね」

寳華園 2代目 清水宏悦さん
「実は息子がいまして、ニンニクが好きで、バターが好きで、肉が好きで」
 


実は清水さん、普段からとっても優しいお父さん。この「ガリバタポーク」も1人息子・巴弥斗さんのためにわざわざ作ったオリジナル料理なんです。


店の隅で食べる息子・巴弥斗さんも。
「最高です」

すると、その匂いに誘われた常連客が。

お客さん
「マスター、ガリバタ1つ」

裏メニューなのに、いつの間にか人気商品に。そしてその味の虜に。

お客さん
「うまい」

清水さんが息子さんのために作ったメニューは他にも。
 


たっぷりの野菜を使った中華丼の上にのせたのはチーズ。野菜が苦手な息子のために考案した裏メニュー「炙りチーズ中華丼」(950円)。香ばしいチーズがまろやかに包む、なんともコクが深い一品。
 


リポーター
「このチーズを炙った香ばしい香りがいいですね。中華にも合うんですね。なぜ、これを表のメニューには出さずに裏メニューにされている?」
 


寳華園 2代目 清水宏悦さん
「息子に食べさせようと思って作ったメニューなんで、表のメニューに載せちゃうっていうのはちょっと違うかなと思って」
 


長男 巴弥斗さん
「考えて作ってくれて嬉しいですし、友達とかにも自慢できる父親です」

巴弥斗さんはこの春、声優になるためにアニメの専門学校に入学しました。それに対し、父親の清水さんは。
 


寳華園 2代目 清水宏悦さん
「わたしの料理を食べて、その夢に向かって頑張りなっていうふうに。息子の夢が叶うまで(体に)鞭打って頑張らせていただきたいと思います」

息子のために作る愛情たっぷりの裏メニューは今後も増え続けそうです。

動画・画像が表示されない場合はこちら

    ニュース設定