山上被告「非常に申し訳ない」=安倍氏遺族に初めて謝罪―銃撃事件公判・奈良地裁

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2025年12月04日 17:02  時事通信社

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時事通信社

奈良地裁=奈良市
 安倍晋三元首相銃撃事件で殺人などの罪に問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判の第14回公判が4日、奈良地裁(田中伸一裁判長)で開かれ、5回目の被告人質問が行われた。被告は「非常に申し訳ないことをしたと思っている」と述べ、安倍氏の遺族に初めて謝罪した。

 被害者参加制度を利用し、3日の公判に初めて出席した安倍氏の妻昭恵さんは、この日の公判には姿を見せなかった。

 弁護側に遺族への思いを問われ、被告は「安倍元首相の家族には何の恨みもない。この3年半つらい思いをしてきたと思う。私も肉親が突如として亡くなるのは経験している」と述べた上で、謝罪した。

 被告は11月に行われた初の本人質問冒頭、「(45歳まで自分が)生きているべきではなかった。このような結果になってしまい、大変ご迷惑をおかけしているので」と謝罪の言葉を口にしていたが、安倍氏や遺族への言及はなかった。 
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