【フィギュア】苦境のゆなすみ2位発進「オリンピックという気持ちで」非公認ながら自己最高

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2025年12月20日 17:58  日刊スポーツ

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ペアSPで演技する長岡(手前)、森口組(撮影・前田充)

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇20日◇東京・代々木第一体育館◇ペアショートプログラム(SP)



愛称“ゆなすみ”の長岡柚奈(ゆな、20)森口澄士(すみただ、23)組(木下アカデミー)が2位発進した。


国際スケート連盟(ISU)非公認ながら、自己ベストとなる72・91点を記録。18日の公式練習で長岡が右膝を強打するアクシデントがありながら、超音波治療などで準備をしてきた。スロー3回転サルコーなどを成功させ、最終盤のスピン以外を加点でまとめた演技。大観衆の前でガッツポーズした長岡は「私はオリンピックという気持ちで滑っていました。たくさんの観客の方に大きな声援をいただきながら滑って『オリンピックもこんな感じなのかな』と想像しながら過ごしていました。すごく不安が大きな試合で、しっかりと全体的にまとまった演技ができたのがうれしくて、ガッツポーズしてしまいました」と喜びを表現した。


26年2月にはミラノ・コルティナ五輪を控える。2人は9月に北京で行われた最終予選で、日本初となる2枠目を獲得。代表入りが確実な状況となっている。森口は「『(代表権に)値するような演技を』と、ずっと考えています。りくりゅう先輩(三浦璃来、木原龍一組)が日本、世界のトップとして、オリンピックに出場されることになると思う。その2番手になるには『それに近づいていくぞ』っていう、後輩の前向きな気持ちを皆さん感じたいと思う。せっかくのオリンピックシーズンの舞台。2人でしっかりと楽しんで、自分たちのできることを全部出したい。柚奈ちゃんの脚が悪化しないように、しっかりと2人で気を配りながら、自信を持っていきたいと思います」と誓った。【松本航】

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