限定公開( 2 )

駅のホームに並ぶ自動販売機は、日常の中でもっとも油断している場所のひとつです。
先日、いつものように飲み物を選ぼうとしたところ、ダイドーの自販機に並んでいたのは「バスクチーズケーキ」という、どう見てもスイーツの名前をした“ドリンク”でした。
ゼリー飲料やプリン風の飲み物は珍しくなくなりましたが、チーズケーキ、それもバスクチーズケーキとなると話は別です。これは一体、飲み物なのか、それとも食べ物なのか。気になりすぎたので、実際に買って確かめてみることにしました。
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「バスクチーズケーキ」はダイドードリンコ株式会社が2025年9月8日に発売した商品。同社調べによると本品は業界初の「振って飲める缶入りチーズケーキ」とのこと。価格は220円です。
バスクチーズケーキはスペイン・バスク地方発祥のチーズケーキ。焦げ目がついて黒みがかった見た目が特徴です。
缶はバスクチーズケーキをイメージしてフタ部分が茶色、本体部分が黄色のデザインになっています。パッケージによると「3回程度振って飲める」とありますが、振らずにそのまま食べるのもOKとのこと。せっかくなので最初は振らずに食べてみます。
フタを開けると中身は液体よりも固体寄りのビジュアル。ゼリーやプリンよりはゆるめで、少し崩した茶碗蒸しといったところでしょうか。立ちのぼって来る香りは酸味が強く、チーズ感がかなり前面に出ています。
スプーンですくってみれば、想像通りのとろっとした感触です。口に含めば舌触りはツルツルとしていてゼリーに近いですが、食感はゼリーよりも緩め。
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このまま飲んでもスイーツとして食べられそうで、パッケージにもある“新食缶”な食べ心地。ですが、本品のカテゴリーとしては一応ドリンク。今度は振って飲んでみることにします。
パッケージには振る回数について「3回程度」と表記されているものの、3回では全然崩れませんでした。コップにあける場合は多少形が残っていても問題ないですが、缶から直飲みする場合は、もう少し振る回数を増やした方がいいかもしれません。
しっかり崩してから飲むと、まさにパッケージにも記載のある「とろ〜りとろける」というフレーズがぴったりの食感に。
味も最初にフタを開けたときに嗅いだ香りの通り、まろやかな酸味が立っています。ただバスクチーズケーキというよりは、レアチーズケーキ、もっと言えばヨーグルトを口にしている感覚がありました。
特にバスクチーズケーキ特有の焦がし部分のほろ苦さを、あまり感じることができなかった点が大きいかもしれません。
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「チーズケーキを飲む」という体験そのものは、確かに印象に残ります。ただ、その方向性がバスクチーズケーキを想像して手に取ると、少しズレを感じる人もいそうです。
スイーツ系の変わり種ドリンクが好きな人には刺さる一方で、チーズケーキらしさを強く求めると評価が分かれそうな一品でした。
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026010505.html|
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