宗教2世「境遇に共感」=「犯行は肯定できず」―安倍元首相銃撃、21日判決

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2026年01月20日 21:01  時事通信社

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時事通信社

奈良地裁=奈良市
 安倍晋三元首相銃撃事件で殺人などの罪に問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判の判決が21日、奈良地裁で言い渡される。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が与えた影響をどう判断するかが大きな争点。信者を親に持つ宗教2世らは「犯行は肯定できない」とする一方、「境遇には共感しかない」「個人の責任だけで終わりにしないで」と胸の内を明かす。

 両親が教団に数千万円を献金したという30代女性は、公判で明らかになった山上被告の生い立ちに自身の経験を重ね、「報道で聞いていて心が痛かった。家族のために自分が犠牲になる姿は共感でしかない」と悲痛な表情を見せた。

 両親の献金により、家庭は貧しく、女性は満足な食事を与えられなかった。大学入学後から複数のアルバイトを掛け持ち、平日の深夜や土日に働いて生活費を稼いだこともあったという。「今も両親の積み残しを抱えて生きている感じがして、自分の人生を送れている気がしない」と打ち明ける。

 山上被告の生い立ちについて、弁護側が「宗教的虐待」の被害者だと主張したのに対し、検察側は刑罰を大幅に軽くする事情には当たらないとした。女性は「被告の境遇は2世の中でもつらい方だ。情状酌量の余地はあるのではないか」と語った。

 「個人の責任を問うだけで終わりにしてはいけない」と話すのは、宗教2世で元信者の50代女性。「『信教の自由』の下で、家庭の中での苦しみや孤立が見落とされてきた。再発防止をどうするか考えなければ、次の山上被告が出てきてしまう」と訴える。

 事件について「生い立ちは免罪する理由にはならず、犯行は肯定できない」と強調。その上で、被告は長年逃げ場がない状態だったとし、「本人が望んでいるかは分からないが、罪と向き合い人生を選び直す可能性が残された判決であってほしい」と求めた。 

このニュースに関するつぶやき

  • 山上くん、官憲に囚われて窮屈な毎日を送るだろうが、我慢しろ。「やった事には反動がある」ものさ。君の後ろには多数の宗教二世と被害者がいる。彼らの為に君は戦いを続けるべき!!
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