二審は危険運転の適用認めず=時速194キロ、大分死亡事故―福岡高裁

26

2026年01月22日 19:02  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

福岡高裁=福岡市中央区
 大分市で2021年2月、時速194キロで乗用車を運転し、死亡事故を起こしたとして自動車運転処罰法違反(危険運転致死)罪に問われた当時19歳の元少年の男(24)の控訴審判決が22日、福岡高裁であった。平塚浩司裁判長は同罪を適用して懲役8年とした一審大分地裁判決を破棄し、過失運転致死罪を適用して懲役4年6月の判決を言い渡した。

 争点となった危険運転に当たるかについて、平塚裁判長は「制御困難な高速度での走行」という構成要件を満たすには、路面状況が運転に与えた具体的な影響や、どの程度ハンドルを切ると車線を逸脱するのかといった立証が必要だと指摘。事故を起こす実質的危険性があったとした一審判決では、それらが十分に立証されていないと結論付けた。

 その上で、過失運転致死罪については、一審で調べられた証拠で十分に証明されているとした。

 二審判決によると、被告は21年2月9日夜、安全確認が不十分のまま、大分市内の交差点を法定速度の3倍超に当たる時速194キロで直進し、右折しようとする対向車と衝突。運転していた会社員小柳憲さん=当時(50)=を死亡させた。

 事故を巡っては、大分地検は当初、過失運転致死罪で男を在宅起訴したが、厳罰を求める遺族らの署名活動後、法定刑が重い危険運転致死罪へ訴因変更を請求。一審大分地裁も変更を認めた。

 判決後、福岡市内で記者会見した小柳さんの姉、長文恵さん(60)は、事故後の5年間を「弟の無念を晴らしたいという気持ちだけで生きてきた」と振り返り、過失運転致死罪が適用された控訴審判決に「悔しくてたまらない」と語った。 

このニュースに関するつぶやき

  • 制限60km/hだと仮定しても、134km/hオーバー。これが危険運転じゃなきゃ、何が危険運転なんだ?って話。裁判官ってバカなの?
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(20件)

ニュース設定