米アマゾン・ドット・コムと米小売り大手ウォルマートのロゴ(AFP時事) 【シリコンバレー時事】米アマゾン・ドット・コムの2025年の売上高が米小売り大手ウォルマートを上回り、世界の企業で首位となったことが19日、明らかになった。米メディアによれば、ウォルマートが13年間保ってきた首位の座を奪取した。経済活動のデジタル移行が続く中、実店舗での販売を柱とする従来型の小売企業の2位後退は象徴的な出来事と言えそうだ。
ウォルマートが19日発表した26年1月通期の売上高は7131億6300万ドル(約110兆5300億円)だった一方、アマゾンが今月5日に発表していた25年12月通期の売上高は7169億2400万ドル(約111兆1200億円)。アマゾンは主力のインターネット通販事業が堅調だった他、人工知能(AI)関連の旺盛な需要によりクラウド事業が高成長を記録した。
もっとも、ウォルマートの業績も不調だったわけではない。26年1月通期の売上高は前期比4.7%の伸び。決算発表に先立つ今月3日には、時価総額が従来型の小売企業として初めて一時1兆ドルを突破していた。アマゾンに対抗しオンライン販売を強化したことや、AIの積極的な導入が奏功しており、今後も首位争いは続きそうだ。