
【スコッツデール(米アリゾナ州)4日(日本時間5日)=四竈衛】WBC米国代表がロッキーズ戦に臨み、2試合連続2桁得点を挙げ、大会前の強化試合を連勝で締めくくった。主将アーロン・ジャッジ外野手(33=ヤンキース)の先制弾を含む5本のアーチを浴びせて完勝。17年以来の王座奪回へ向け、万全な仕上がりを披露した。
主将のひと振りに、球場全体がどよめき、流れは定まった。初回。ジャッジが左翼芝生席上段へ飛距離138メートルの特大アーチをたたき込み、1点を先制した。「最も大きな舞台。地球上でベストの選手たちが自分の国のために戦うのは、とてもクールなこと」。初の代表で、しかも主将。身長201センチの体格だけでなく、スーパースターが居並ぶ米国代表の中でも、その存在感は別格だった。
5回にはブレグマンの2試合連発となる2ラン。その後、スミス、ゴールドシュミット、バクストンが次々にアーチをかけ、破壊力を見せつけた。投手陣も予定通りに調整登板を終えたため、8回で試合が打ち切られるほど、文句なしの打ち上げとなった。
初優勝した17年、準優勝の23年に続き、3大会連続出場となるゴールドシュミットは、あらためて大会への思いを熱く語った。「優勝もしたが、前回はわずか日本に及ばなかった。17年に出場して以来、同僚たちにチームUSAの楽しさを伝えてきた。国のために戦う感情、エネルギーがどれだけ誇らしいことか。とにかく勝利がほしい」。22年ナ・リーグMVPでチーム最年長のベテランは、静かな口調に決意を込めた。
試合後は、おそろいのウエア姿で1次ラウンドの開催地ヒューストンへ向かった。スター選手ばかりとはいえ球宴のようなお祭りムードや、浮かれた空気は一切ない。「皆さんにUSAがベストであることをお見せしたい」。主将ジャッジのひと言は、紛れもない「優勝宣言」だった。
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