東京都内のスーパーに並べられたコメ=資料(AFP時事) 農林水産省は23日、全国のスーパー約1000店舗で9〜15日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が、前週より33円安い3980円だったと発表した。5週連続で下落し、政府備蓄米の放出で値下がりしていた昨年8月末以来、約7カ月ぶりに3000円台となった。
コメの平均価格は昨年、備蓄米効果で一時3000円台まで低下したものの、新米が流通し始めると、4000円台に上昇。農協が農家に前払いする概算金が大幅に引き上げられたことなどが、高止まりの一因となった。一方、2025年産は需要を上回る生産量が確保されたことで需給は緩和傾向にあった。
比較的安価なブレンド米の平均価格は、54円下落の3701円。25年産米を含む銘柄米も25円下落し、4089円だった。コメの価格高騰が始まっていた前年同期を2週連続で下回った。
今年6月末時点のコメの民間在庫量は適正量を大幅に上回る見通し。取引関係者の間では先安観が高まっており、価格下落が続くかが注目される。
一方、スーパー約1200店舗を対象とした別の調査では、前週より63円高い3882円。ドラッグストアなどさまざまな業態の小売店約6000店舗の平均価格も34円高の3991円となった。