
お米の値段が、日に日に安くなっています。ブランド米も緊急値下げ。その背景にある「コメ余り」の実態を取材してきました。
【写真を見る】新潟コメ問屋でうず高く積まれたコメが…「在庫量は直近10年で最高水準」
「だいぶ買いやすくはなってきた」7週連続で値下がりの“コメ価格”埼玉県・川口市のスーパー「新鮮市場 東本郷店」。4月7日、お米売り場をのぞいてみると…
記者
「茨城県産コシヒカリ、税込み3562円で売られています」
新鮮市場・東本郷店 飯田智成 店長
「1か月前くらいから、ずっと特売でやっちゃえって」
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3月、5キロ/3866円だった茨城県産のコシヒカリが、3562円と約300円安くなっていて、まさに「お米緊急値下げ」!
日本最高峰のブランド米とも言われる新潟・魚沼産コシヒカリは、5キロ/5378円から、5162円と約200円安くなっていました。
お客さん
「(魚沼産は)間違いなく美味しいやつですね。ちょっと(値段が)下がったんで、少し高いもので美味しいコメを買おうかなって。魚沼産と茨城産コシヒカリ買っていこう」
「ここのところ少し安くなってきたので、だいぶ買いやすくはなってきたかなと」
先週発表されたコメのスーパー販売の平均価格は5キロ/3935円(3月23日〜3月29日)と、7週連続で値下がり。
※(株)KSP-SPが提供するPOSデータに基づき農林水産省で作成
ただ、店頭のコメは徐々に下がったものの、お弁当などに使うコメは問屋との年間契約だというこちらのスーパー。
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“お弁当はお米が命”とし、店長自らが試食して選んだ福島県産のコシヒカリなどを使っていたのですが、あまりの高値にご飯の量を、200gから180gに減らして販売していました。
市販のコメの値下がりを受けて7日、問屋に値下げ交渉をしたという飯田店長。
新鮮市場・東本郷店 飯田智成 店長
「(今まで)値段交渉は一切できなかったので。今後新米が出てくるので、お米屋さんとしても在庫を抱えてたら少しでも(値段を)下げてくれるチャンスだと思って」
おコメの在庫状況はどうなっているのか。
Nスタが向かったのは、米どころ新潟県・長岡市のコメ問屋「野上米穀」。精米工場の中にはうず高く積まれたコメがありました。
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野上米穀 野上茂 会長
「(在庫が)今までずっと多かった。3月の決算前に在庫調整は企業努力でやってきた」
3月時点で通常より2割多い在庫を抱えていて、年度末調整の前に、なんとか在庫を減らすため、赤字覚悟でスーパーなどに販売。これでも在庫は減ったといいます。
しかし、別の倉庫には、この時期には売り切れているはずの11月入荷のコメがありました。
農林水産省によると、コメの価格高騰で買い控えが出たことから、民間企業が抱える在庫量は直近10年で最高の水準だといいます。
このままでは9月から出る新米の方が安くなる可能性もあるため…
野上米穀 野上茂 会長
「(令和)7年産のコメが今度は古米になる。“古米高の新米安”とアンバランスの形になりますので、古いお米は早く販売したい」
現在の新潟県内のコメの価格は5キロ/4500円程(新潟・長岡産など)だそうです。
野上米穀 野上茂 会長
「適正価格は(新潟産・5キロ)3000から3500円。あと1000円ぐらいは下げたい」
井上貴博キャスター:
コメの適正価格は微妙なバランスで成り立っているのだと感じました。
出水麻衣キャスター:
需給は難しいんだなと思いますね。
井上キャスター:
新鮮市場・東本郷店の飯田智成店長によりますと、▼新潟県産こしひかり、▼秋田県産あきたこまちの2銘柄の価格が「ひとつの指標」とのこと。
生産量が多いので「この2つが安くなれば他の銘柄も安くなる」と話しています。
ここ2か月でこの2銘柄が安くなったので、引っ張られる形で全体の価格も落ちてきているということです。
出水キャスター:
消費者にとっては嬉しいですが、コメが余っている状況は良くないので、パンを食べている人はご飯も食べましょう。
