感情出さず、淡々とプレー=騒がず、無口な「職人」―中学時代のチームメートが語る鈴木淳之介選手・サッカーW杯日本代表

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2026年06月25日 07:32  時事通信社

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時事通信社

チュニジア戦でプレーする鈴木淳之介選手(左)=20日、メキシコ・モンテレイ
 サッカーのワールドカップ(W杯)第2戦で初出場を果たした日本代表の鈴木淳之介選手(22)は、控えめで物静かな性格で知られる。ピンクなど派手な色のスパイクを履く選手が多い中で、足元を飾るのはチームで唯一、黒が基調の落ち着いたデザイン。そんなDF陣最年少選手の緊張を和らげようと、次戦に向けた練習中には、代表の先輩から「もっと色気づけ」との冗談も飛ぶ。

 中学時代のチームメートも鈴木選手を「職人」と表現する。感情を表に出さず、自分をアピールすることもなく、困難な状況の中でも淡々とプレーするスタイルが印象的だからだという。

 「日本代表はおろか、プロになれるとも思っていなかった」。そう振り返るのは、中学時代に所属した岐阜県のクラブチーム監督だった井上昭二さん(76)。中1で入団した時の身長は151センチと同世代のほぼ平均。特別足が速いわけでもなく、体を張って相手を止めるタイプでもなかった。

 リスクを伴うロングパスも選ばない、落ち着いた雰囲気の選手だった。当時、チームでは別の選手が目立っており、鈴木選手の才能に気付くことはなかったという。

 ただ、技術は確かだった。ボールタッチが柔らかく、球際や相手との駆け引きもうまい。「中盤に置いておけばチームが安定した」と井上さん。中2の時から、中3が主体のチームの守備的MFとして起用し続けた。

 一方、チームメートからの評価は異なる。同じ守備的MFとしてコンビを組んだ当時の主将、堀響さん(23)は「一番うまいのは誰に聞いても淳之介」と語る。口数は多くなく、自分を前に出さず淡々とプレーしていたといい、堀さんはその性格と堅実なプレースタイルから「職人」と呼ぶ。

 湘南ベルマーレを経て海外に挑戦後も、帰郷すれば当時の仲間と焼き肉を囲む。騒ぐこともなく、自慢を口にすることもないという。日本代表としての気負いも感じたことはない。「普通に付き合っている友だちで、不思議な感じ」。目立たない存在だった選手が今、世界の舞台に立っている。 

サッカー日本代表の鈴木淳之介選手を中学時代に指導した井上昭二さん=4月10日、岐阜市
サッカー日本代表の鈴木淳之介選手を中学時代に指導した井上昭二さん=4月10日、岐阜市


中学時代の鈴木淳之介選手(井上昭二さん提供)
中学時代の鈴木淳之介選手(井上昭二さん提供)


サッカー日本代表の鈴木淳之介選手(左端)と堀響さん(右端)ら中学時代のチームメート(堀さん提供)
サッカー日本代表の鈴木淳之介選手(左端)と堀響さん(右端)ら中学時代のチームメート(堀さん提供)
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