名将アンチェロッティ監督もブラジルをW杯制覇に導くことはできなかった [写真]=Getty Images 覇権奪還を目指した王国の挑戦が終わった。
FIFAワールドカップ2026・ラウンド16が現地時間5日に行われ、ブラジル代表はノルウェー代表と対戦した。エースのヴィニシウス・ジュニオールを中心に多くのチャンスを作るが、ノルウェーの守護神エルヤン・ニーランの牙城を崩せずにいると、79分にアーリング・ハーランドに強烈なヘディングを叩き込まれて失点。90分には再びハーランドにネットを揺らされ、反撃はネイマールのPKによる1点にとどまり、1−2で敗れた。
歴代最多5度のワールドカップ制覇を誇るブラジルだが、最後にトロフィーを掲げたのは2002年の日韓大会。24年間タイトルから遠ざかっており、近年は決勝トーナメント2回戦の壁を破れずにいる。データサイト『Opta』によると、ブラジルが6大会連続でトロフィーを掲げることができなかったのは初めてとのこと。“王国”はまさに史上最長の空白期間の真っ只中にある。
ラウンド32の日本戦で冴え渡ったカルロ・アンチェロッティ監督の采配もこの日は不発。試合後にはブラジルメディア『ESPN』を通じて「前半には多くのチャンスがあり、部分的には良い試合ができた。後半も0−0の時点ではチャンスがあった。フレッシュな選手を投入して厚みを持たせるため、勝利を狙うための選手交代を行なったんだ」と振り返りつつ、次のように言葉を続けた。
「もちろん、我々は深く落胆している。このチームはここまで良いワールドカップを戦ってきた。圧倒的とは言えなかったが、良い戦いぶりだったし、今日の試合も勝つに値する内容だったと思う。しかし、こうした事態に直面した時は、敗北を新たな冒険の始まりと捉える必要があるだろう。この敗戦は終わりではなく、新たなサイクルの始まりだと信じている」
アンチェロッティ監督とブラジルサッカー連盟(CBF)の契約は2030年のFIFAワールドカップ終了まで。経験豊富な指揮官は「我々は働き続け、改善し、新たなアイデアを見つけなければならない」と辞任の可能性を否定している。
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