汚れた健脚、体調崩すもレース完走 ド根性…ではなく中傷殺到24歳女王が優勝返上「判断を後悔」

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2026年09月20日 13:53  日刊スポーツ

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ジョアンナ・ビエトリクのインスタグラムから

ランニングと筋力トレーニングを組み合わせた人気上昇中のフィットネス競技「ハイロックス」の中国大会で、レース中に体調を崩して便が漏れながら、続行し、優勝した女子選手が激しい誹謗(ひぼう)中傷にさらされた騒動があった。


ドイツ発祥の新興スポーツ。その世界記録保持者ジョアンナ・ビエトリク(24=オーストラリア)が、先週末の12日に北京で行われた大会に出場。レース後半に突如、下痢の症状に見舞われたようで、垂れ流したまま競技を続け、汚れた健脚の画像や動画が拡散されて物議を醸していた。


マラソンなど陸上競技でも例がないわけではない生理現象。ド根性、と最初は驚く声もあった完走だったが、すぐ批判の嵐が吹き荒れた。この競技は、屋内の筋力トレーニングも伴うため、器具やマットが排泄(はいせつ)物まみれに。下痢を踏んで滑った選手もいたといい、他の参加者への衛生上の懸念からSNSなどで猛攻撃を受ける事態に発展した。


結果は優勝。一方でビエトリクは18日にインスタグラムを更新し、声明を出した。謝罪した上で、さかのぼって大会を棄権することにし、獲得した1位ポイントを返上すると表明した。


まず「北京でのレース中に起きた出来事について、中国の人々、競技仲間の皆さん、観客の皆さま、そしてハイロックスの主催者に心からおわび申し上げます」と謝った。


続けて「レース開始時点では体調は万全で、体調不良を予期する理由は何一つありませんでした。今、振り返ると、コースから退かなかった判断を後悔しています。別の選択をすべきだったと認識しています。レースを続行した自分の決断に対して責任を負い、それによって引き起こされた迷惑や混乱について深くおわび申し上げます」とした。


批判の数々に「私の行動が自分自身の枠を超えて影響を与えたことを理解しており、影響を受けた全ての方々に心から申し訳なく思っています。私はこの経験から学び、レース以外にも人生には大切なことがあること、そして、いつ身を引くべきかを判断することなど、得た教訓を胸に刻んでいきます。熟考した結果、遡及(そきゅう)的にレースからの棄権を決定し、獲得したポイントも放棄することにしました」と返上理由を記した。


最後に「この間、アスリートとして、そして1人の人間として私を支えてくださった方々、そして温かい言葉や支援を寄せてくださった全ての方々に感謝します。その思いは、現時点では言葉では十分に表せないほど大きなものです。しばらくの間、騒がしい環境から離れ、回復と反省に専念し、自分自身と家族のケアに時間を費やしたいと思います」と悲痛な心中をつづった。


この声明に同情のコメントが寄せられている一方、現在は削除したものの、レース直後に「勝ちは勝ち」と投稿したことを、とがめる指摘や謝罪文のAI生成を疑う投稿など、収拾がつかない状況に陥っている。

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