取材に応じる片山さつき財務相=25日夜、東京都千代田区 片山さつき財務相は25日夜、ベセント米財務長官とオンラインで会談した。片山氏は会談後、記者団の取材に対し「金融市場の動向に関し意見交換した」と説明。「円の過小評価は問題であるという点を再確認した」と明らかにした。
片山氏は「日米両国間の協力をさらに強化していくことも再確認した」とも強調した。円安是正を巡っては、日米通貨当局は7月末に約28年ぶりの円買い協調介入を実施。片山、ベセント両氏は声明で、さらなる協調介入も辞さない姿勢を示していた。
為替相場の動向は、今週の日米首脳会談でも議論となり、トランプ米大統領が円安への懸念を表明。高市早苗首相は「円の過小評価は問題だ」と応じている。片山氏によると、協調介入は「素晴らしい」と評価した高市氏に対し、トランプ氏も同意したという。
片山氏は、今回のオンライン会談で「そのフォローアップをした」とも述べた。高市氏は積極的な金融緩和と財政出動を志向するリフレ論者ではないと説明したところ、「ベセント氏は喜んでいた」という。日米両国の長期金利が歴史的な高水準に上昇している債券市場の動向も議論したとみられる。