
男子テニスの木下グループ・ジャパン・オープンが今日30日、東京・有明テニスの森公園で開幕する。今季限りで現役を引退する元世界ランキング4位の錦織圭(36=ユニクロ)は、主催者推薦で本戦に出場。19年間のプロ生活を締めくくる公式戦に臨む。
10月1日の初戦の対戦相手は、世界ランキング8位のフランシス・ティアフォー(米国)。28日の組み合わせ抽選では錦織の番号が最後まで引かれず、第2シードと当たる1枚に残った。ティアフォーは今年の全米オープンで4強入りした強豪。過去の対戦は18年の1度だけで、その時は錦織が勝利を収めた。28日の公開練習後には「仲のいい選手でもあるので、いい試合をしたい。悔いなく終えたい気持ちが強い」と意気込みを示した。
22年に股関節の手術を受けるなど、晩年は長くけがに苦しんできた。25日の会見では「悔いの残る部分も多い」と率直な思いを吐露した。それでも、最後に日本でプレーできることを「ボーナスみたいなもの」と表現。「日本で最後に試合ができることが楽しみ」と思い描いた。有明は、12、14年に優勝を飾った思い出の地。14年に決勝でラオニッチを破った瞬間を「今でも忘れない」と語る。「自分のしたいテニスをコート上で披露して、悔いなく終われるようにしたい」。シーンを牽引(けんいん)したレジェンドが、テニス人生の思い出にもう1ページを加える。
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