熊本県に水俣病認定命じる=症状はメチル水銀に起因―大阪地裁
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2026年10月01日 18:02 時事通信社

水俣病の認定申請を棄却された熊本県天草地域出身の男性(74)=大阪府在住=が、県と国を相手取り、認定などを求めた訴訟の判決が1日、大阪地裁であった。徳地淳裁判長は、男性の症状はメチル水銀が原因と認め、県に棄却処分の取り消しと認定を命じた。
判決によると、16歳ごろまで天草で暮らしていた男性は、漁師の父親らが捕った魚介類を食べて育ち、メチル水銀に暴露した。2013年に県に水俣病の認定を申請したが19年に棄却された。
徳地裁判長は、自身が水俣病患者と知られたくないと感じていた男性の診察時の説明の信用性を検討。男性には当時、口周囲の感覚障害や右目の視野狭窄(きょうさく)などの症状があったと認定した上で、水俣病以外の原因を否定した。
水俣病の認定は、国が策定した基準に基づき県が判断する。ただ、基準が厳し過ぎるとして相次いで訴訟が起こされており、裁判所の判断が分かれている。
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