
不正アクセスによる企業からの個人情報の流出が相次いでいます。被害が拡大している背景に何があるのでしょうか?
【写真で見る】日本が世界で最も狙われている? 相次ぐ「情報漏洩」を未然に防ぐサービスも
相次ぐ情報流出… ”にわかハッカー”が増加中?井上貴博キャスター:
元警察庁サイバー捜査課長・棚瀬誠氏によると、「AIを悪用することでセキュリティの穴を探すことが楽になり、”にわかハッカー”が増えている」といいます。
日本IBMによると、サイバー攻撃にAIを活用した事例は、2025年より56%増加しているということで、ここからさらに増えていくことが考えられているようです。
6日、経済同友会の山口明夫代表幹事は「セキュリティの対策について、各企業はコストではなく、投資としてますます必要に」なると話しました。
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TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
警察の関係者によると、とにかく今、警察が総力を挙げてどういう人たちが狙っているのかを捜査してると話していました。被害を受けた人に対してまたメールが送られ、それによって色々と二次被害が起きることもあるようです。
これらもおそらくAIがやっているとの見解があります。AIが全部指導していることになるため、相当厄介な局面になっていると思います。
出水麻衣キャスター:
今までは怪しいメールをクリックしないように防御することを心がけていました。ですが、そうでなくとも勝手にAIが自立して、企業側をアタックしてしまうとなると、何も手立てが打てない状況に、怖さが増していると感じます。
井上キャスター:
このような事例があると、何もできないのではないかと思いがちですが、できることは確実にあるということで詳しく見ていきます。
一般的な検索サイトから出てこない“闇サイト”は匿名性が高く、我々がこのページに飛ぶことはできません。S2W Inc.提供の“闇サイト”ページを見てみると、中国語で書かれていますが、日本の身分証(表裏)40セット 約9400円と書かれて販売されています。他にも、マイナンバーカード・免許証・パスポート・クレジットカードなども販売されていました。
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ですが、流出した情報の種類や悪用のされ方で危険度が変わるといいます。ニュースでは「情報流出」と大きくお伝えしていますが、何の情報が取られて・どういった被害があるのかを見ていく必要があります。
個人情報悪用のリスク どう対処?井上キャスター:
氏名・電話番号・住所・メールアドレスが流出すると、どのような危険があるのでしょうか。
警視庁サイバー捜査課長・棚瀬氏によると、「将来的に組み合わせて悪用される恐れがある」ということです。
情報が悪用されてしまうと「フィッシングメールの信憑性」が上がります。フィッシングメールに個人情報(氏名など)を書いてくるわけです。
リンク先でID・パスワードの入力を求められた場合に、入力してしまうおそれが高まるということです。
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では、不審なメールやURLが届いたらどうすれば良いのでしょうか。
警視庁サイバー捜査課長・棚瀬氏によると、「本物か偽物か見分けようとせずリンクも開かない。公式ホームページやアプリにアクセスし確認を」ということです。
本人確認書類・ID・パスワードの悪用に注意! 有効なのは“多段階認証”さらにリスクが上がるのが、▼本人確認書類と▼IDとパスワードです。
▼本人確認書類が悪用された場合、偽のSNSやAI動画など“なりすまし”への悪用の可能性もあります。▼IDとパスワードの場合は、クレジットカードや、オンラインの銀行・証券口座などに使用され、資金が盗まれるリスクが出てきます。
現在、銀行口座もそうですし、証券会社の口座などでは、指紋、顔認証、パスキー、ワンタイムパスコードなど、多段階認証が有効になっています。
よって、何かにアクセスする時に多段階認証がある企業は、ある程度の信頼感が生まれるでしょうし、ない企業はそこにコストをはたいてないということを示してしまうというわけです。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
トクリュウの犯罪では、かなり暴力的にやることが明らかになりました。やる側からすれば、100件のうち1件引っかかってくれば大儲けということで、完全に数の勝負になっていると思います。これらのことを踏まえると、新しい犯罪の形態になってきていると感じます。
井上キャスター:
今後も個人情報悪用に関するニュースが増えてくるかもしれませんが、自分の身を守れる部分は守っていきたいですね。
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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身
政治記者歴30年
