【6月6日(日) gooランキング 急上昇 総合1位】
先日、若い人ばかりの会社に転職した知人と話していたのですが、「昼過ぎになると、トイレからフライドポテトの匂いがする」とのこと。どうやら昼休みにファーストフードを買ってきて、会社のトイレの中で食べている人がいるそうなんです。その話を聞いて「これがウワサの便所飯か!」と興奮しました。便所飯はネットで広がったデマではなかったんですね。
ランチメイト症候群や、便所飯という言葉は、ここ5年で取り上げられるようになったようです。なんでも、学生や若い会社員などの間で、ランチを一緒に楽しむ仲間がいないことを苦痛に感じる人が増えているのだとか。彼らは、ランチ友達もいないダメな人間だとまわりから思われるのを恐れているそうです。うーん。繊細ですね。むしろ僕は新人時代、先輩とランチに行くと説教されるかもしれないと思い、あえて時間をズラしていたことがあるくらい。フリーライターになってからは、ほぼ毎日一人ランチです。ひょっとしたら、僕が外食をしているとき、ランチメイト症候群にかかっている人や便所飯をしている人から、同情や憐れみの目で見られているのでしょうか。もし、そうだったとしても、全く気にしないのですが。
ただ、この話を聞いて「最近の若いモンは… 」と言うのは間違い。ランチメイト症候群は、一部のオジサン連中にも当てはまるようです。一人ランチを嫌がる理由は「部下からの人望がない人」「独身の寂しい人」などと思われるかもしれないからだそう。ちょっと見栄っ張りなところが若者のそれと異なるのかもしれませんが、周りの目を気にしているところは同じですね。それにしても、トイレでご飯を食べてもおいしくないと思うんですが、いかがなものなんでしょうか。
外山武史
|
|
(OCN TODAY)
|
|
|
|
Copyright(C) 2024 NTT DOCOMO 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。