定規「を」ひく?モノサシストとは

1

2010年06月19日 11:22  gooランキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

gooランキング

定規でひくものといえば「線」ですが、動画投稿サイトでじわじわと盛り上がりを見せているのが定規「を」ひく人々。定規を楽器のように奏でる「モノサシスト」が注目を集めているようです。ではその驚きの演奏方法とは?

「モノサシスト」とは、定規を机の端っこに乗せて片手で固定し、もう片方の手で弾いてベースのような低音を奏でる「ものさし奏者」のことを指す造語。動画サイト「ニコニコ動画」には、多くの「演奏してみた」動画が投稿されており、「エアーマンが倒せない」や「星間飛行」などの楽曲に合わせて演奏する様子がうかがえます。中には再生回数が48万回を超える動画もあるようです(2010年6月16日現在)。また、ニコニコ動画のサービス「ニコニコミュニティ」では「モノサシストチャンネル」というコミュニティが立ち上がり、4,700人を超すメンバーが参加している模様。

さらには、上海万博で6月13日から16日にかけて開催された日本公式行事「コ・フェスタ IN 上海」にて、定規ほかストロー、ホースなどの日用品を用いた奏者が合奏した動画が紹介されたとのこと。ネット界を湧かせた神業動画が上海万博でどう評価されたのか、興味深いところです。

さて、これらの動画で使用されているのは、精密機械器具を製造しているシンワ測定株式会社のステンレス製定規とのこと。同ブームを取り上げた産経ニュースの記事には、「本来、長さを測る道具としてものさしを供給していますが、全く別な使われ方、楽しみ方に大変驚いています」とのメーカーからのコメントが掲載されています。「過去にゲーム機コントローラーの早打ちに、当該製品の弾性による振動を利用された例があった」とありますが、今回のブームもメーカー側にとっては予想の斜め上を行く展開だったのかもしれません。

定規のユニークな活用法を見出した「モノサシスト」。演奏方法はいたってシンプルながら、グルーヴィかつ正確に音階を表現するには卓越したリズム感や音感が求められそうです。しかし使用するのは定規という身近な道具だけに、自分も挑戦してみようと思う人は今後増えていくかもしれませんね。(熊)

ピアノを弾く猫・ノラをご存じですか?


gooランキングのおすすめコラム
もはや常識!?「箸でポテチ」
アイスで顔を作る職人
レコジャケをお弁当で再現

前日のランキングへ

ニュース設定