【6月22日(火) gooランキング 急上昇総合 8位】
過ぎた話になりますが、6月21日は夏至でしたね。日々ウェブ検索語ランキングをのぞいていると、たいてい上位にくるのはスキャンダルだとか、不祥事だとか、ワイドショーで真っ先に取り上げられるようなヒト・モノ・コトがほとんどを占めるので、「夏至」みたいに時代に左右されない言葉が登場するとついホッとしてしまいます。
といっても、大半の人は天気予報を観ていたら「今日は夏至です」なんて言葉が聞こえてきて、「ああそうか、夏至かあ」と考えるくらいじゃないかと思います。一年でもっとも昼が長い日と言ったって、梅雨真っ最中のどんよりとした天気では実感がわきません。それもそのはず。夏至は古来からの暦である二十四節気の一つに当たるのですが、これは古代中国の黄河地方の気候に基づいて作られたものなので、日本の気候とは少しズレがあるようです。
そんなズレを埋めるために、節分や彼岸などもうちょっと日常生活に根ざした「雑節」という暦があります。ただ、二十四節気に影響を受けていることは意外と多く、たとえば暑中見舞い。立秋を過ぎたら残暑見舞いに変える、というしきたりがありますね。そういえば、先日ふとしたきっかけでかもめ〜るのサイトをチェックしたところ、「オンラインで送れる暑中見舞い」なんてものが登場していて驚きました。暑中見舞いのやりとり自体あまりみられない今、わざわざオンラインで送るなら手書きが欲しいって個人的には思いましたけどね。
日本人である以上、サラっと「今日は霜降(そうこう)だね」とか「明日は清明(せいめい)だよ」とか言えたらカッコいいかもしれません。いや、何だコイツ?って相手にされない可能性の方が高そうです。せいぜい天気予報を観ながら、そうかそうかとうなずくくらいにしておきます。
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わたらせ青葉
(OCN TODAY)
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