帰ろうとするお客様にむかって「ありがとうございました!」と元気よく挨拶をして気がついた、自分もお客だってことに……。
建造物の内部構造が気になって無意識にトントンと叩く建築関係者、家計簿が1円でも合わないと原因究明に奔走する元銀行員……職業柄、必要不可欠な行動がすっかり身につき、日常生活のふとした瞬間にぽろりとクセが出てしまうことも多々あるのではないでしょうか。ふとした瞬間に出てしまう職業病エピソードについて探ってみました。
●あぁ恥ずかしい…つい出てしまったクセで笑われました発言小町「ついつい出ちゃった!職業病〜!」では「休日なのに無意識に職業のクセが出る事ってありませんか?」というねんねこさんの呼びかけに、様々なエピソードが寄せられていました。
「肌質をついつい見てしまう人のメイクを見て、もっとこういうメイクをすれば可愛いのにと観察してしまいます」 (元美容部員のカナッペさん)
コンビニでのアルバイト経験があるというあっこさんは、「バスに乗ってて停留所で扉が開くと『いらっしゃいませ〜』と言ってしまうことがよくありました」など、サービス業経験者からは同様のコメントが多数寄せられていました。一度身についた作法は、なかなか忘れられないもののようです。
結婚式場でのあるバイト経験があるみのさんは従業員の動きを見ているだけで、新郎新婦の入場やキャンドルサービスがはじまるなど、次に何が起こるかがわかるのだそうです。「しまいには『あー進行遅れているんだな』とか『この後披露宴入っているんじゃ準備おすなあ』とかいらんことまで気づきます。たぶんこれは治りませんね」と披露宴に出席していても従業員の動きにばかり目がいってしまうのだとか。
●救急車のサイレンに即反応!病院関係者「救急車の音に過剰に反応する、自宅の電話に「○病棟です」と出た事がある、人の腕を見ると血管を探してしまう」(ナースさん)
「話の内容や歩き方、話し方を見て病名を考えたり、対処法を言いそうになる。(言ったことはありませんが…)、救急車の音に反応する」(ぷうさん)
ことりさんからは、自分が患者で治療をうけていた時のエピソードがよせられていました。「カーテン向こうから『看護師さーん』と呼ぶ声がして思わず起き上がりカーテンを開けて『どうされました?』と聞いたことがあります。自分も点滴中で私服で、顔色も悪くどう見ても患者なのに…呼んでた人はキョトンとしてました」と、緊急を要することも多い病院ならではですね。
一方、会社の受付から病院へ転職したみなみさんは「人を見ればお上品度最高調で『いらっしゃいませ』と言っていた前職から病院への転職の際に…何度か無意識に『いらっしゃ…こんにちは』とやってしまいました。最後まで言いきった時は思いっきり寒い風が吹き向けました反省…」とついうっかり出てしまった職業病も、場所によっては大きく仇となるようです。
●「さようでございます」が出てしまう…テレフォンオペレーター丁寧な対応が求められるテレフォンオペレーター。普段から厳しく言葉遣いを指導されているためか、プライベートといえども電話をとれば瞬時にオペレーターに変身してしまうようです。
「1日に何百回も、『お電話有難うございます。○○会社○○センター 担当の○○と申します。』を繰り返していたので、家でも『お電話ありがとうございます。』と言ったことあります。(ママ2)
「お客様への相槌は 『かしこまりました』『さようでございますね』『申し訳ございません』『ごもっともでございます』とたたきこまれたので ついつい友達の会話の途中でも 『さようでございますね』と答えてしまい 恥ずかしい思いをします」というココさん。丁寧な相槌はすっかり口癖になり、自分の子どもからも「ふつーにしゃべってよ」と指摘されることもあるのだとか。「別にセレブでもなんでもない家庭なのですがどこの奥様かしらと思われてしまいます」日常会話ではほとんどつかわれることのない言葉のせいか、周囲には上品な印象を与えていたそうです。
体得したものはなかなか忘れられないもの。自分でも気がつかないうちにクセになっている習慣もまだまだありそうですね。みなさんがやってしまった職業柄クセになってしまっていることはどんなことですか?(幸)
トーク下手必見のタモリ式会話術とは ■
gooランキングのおすすめコラム
エンジニアは結婚が遠のくってホント?怒りをコントロールする方法は同僚からの“友達申請”に困惑しています