【米国発】学齢期にある子どもの50人に1人が自閉症の診断

米国における自閉症スペクトラム障害（ASD）を持つ子どもの数が、2007年から大幅に増加していることが、米疫病予防管理センター（CDC）によって分かったという。

5年前の調査結果では88人に1人が自閉症ということであったが、2012年時点では6歳から17歳の50人に1人の割合となったそうだ。専門家によると、この増加のおもな理由は、診断技術の発展によるものだと考えられている。

また、ある専門家は、「軽度の症状を持つ子どもが自閉症と診断されるようになったのではないか」と指摘する。「医者やその他の医療関係者が、今までと比較して軽度の症状を判断できるようになり、過去に自閉症と診断されてこなかった人たちが、いま診断されているということがあるかもしれない」のだ。

自閉症を持つ子どもは多くの場合、ソーシャルスキルが十分に身に付いておらず、教室やその他の社会的シチュエーションにおいて、他者との交流に困難が生じる。「たとえ教室でなんとか上手くやれていたとしても、自閉症へのケアがあれば、より彼らの助けになる可能性があるのだから、自閉症の診断は重要である」と専門家は言う。

【参照記事】One in 50 American school-aged children has autism, CDC reports
http://www.babycenter.com/204_one-in-50-american-school-aged-children-has-autism-cdc-repor_10379738.bc

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