男子はリーダーシップ、女子は気の強さがスクールカーストを決める

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2013年04月16日 15:31  スタディサプリ進路

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スタディサプリ進路

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「スクールカースト」という言葉を知っているだろうか。インドなどでみられる身分制度「カースト制度」になぞらえ、学校で同学年の人間関係に生まれる階層・序列を指し、そう呼ばれている。 このテーマに取り組んだ『教室内(スクール)カースト』(鈴木翔・著)によると、小学校時は「個人間の差」だが、中学校・高校時は「グループ間の差」として認識されるという。 上位グループにはさまざまな特権が与えられるが、それを行使する義務を負担に感じることも。一方の下位グループは、クラス全体で行動する際に思いどおりにならないことがある。スクールカーストは上位・下位の双方の生徒にとってマイナス面が多いと指摘されている。 では、高校生はこの問題をどうとらえているのだろうか。リクナビ進学編集部は3月に高校生300人にアンケートを実施。「クラス内に序列がある」と回答した人に、クラス内に階層があることについてどう思うかを聞いた。 ■クラス内に階層があることをどう思う? 「しょうがないと思う、全員が平等なんてありえないから」(高3・女子) 「できれば皆平等がよいんだろうが、クラスがまとまらないので仕方がないと思う」(高1・男子) 「高校生活というのはいわば社会の縮図です。なので同じ立場にあるものでも階層や順序ができてしまうのは仕方がない」(高1・男子) など、ある程度は仕方がないという見方が多い。しかし、なかには不満の声もチラホラあがっている。 「自然なことであると思うが、なければ楽だと思う」(高1・女子) 「あってはいけないと思う」(高1・男子) 「下でおとなしくしている人の身にもなってほしい」(高2・女子) 不快に感じる人もいるということは認識したほうがよさそうだ。 ■階層が上になるために重要な要素は? また、階層が上になるために最も重要な要素は何かを聞くと、男女で異なる傾向がみられた。 男子の回答で最も多かったのは「リーダシップがある」、その次に「成績がいい・頭がいい」「おもしろい・話がうまい」「スポーツなどの特技がある」と続く。リーダーシップや頭の良さなどの実力によって、周囲から一目置かれる存在になるようだ。 一方の女子は、「気が強い・自己主張が強い」「容姿が良い(カワイイ・イケメン)」が上位にのぼった。実力の有無というより、持ち前の性格や容姿がものをいう女子。勉強や部活などの頑張りが、ストレートに人間関係に反映されにくい難しさがうかがえる。 * 新しいクラスがスタートした春。クラスの人間関係もこれから築かれていくことだろう。ぜひ、お互いを尊重し合い、スクールカーストを意識しなくてすむクラスにしてほしい。

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  • 高校2年生の時、担任がクラスメート全員に嫌われていた事もあってかグループはあったが、だいたい一致団結していた。あと全員女子だった事も関係するのかな。
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