子ども支援の国際NGOである「セーブ・ザ・チルドレン」では、世界176ヵ国を対象に、【1】妊産婦死亡の生涯リスク、【2】5歳未満児の死亡率、【3】公教育の在籍年数、【4】国民1人当たりの所得、【5】女性議員の割合、の5項目を総合的に勘案の上、世界的な「お母さんにやさしい国」をランク付けする、「母親指標(=Mother's Index)」を発表した。
結果によると、1位:フィンランド、2位:スウェーデン、3位:ノルウェーと、北欧3ヵ国がベスト3を独占。ちなみにアジア最上位はシンガポールの15位であり、日本はアジアではシンガポールに後れをとって31位であり、同31位には韓国も付けている。
参考までに主要各国の順位では、ドイツが9位、フランスが16位、英国が23位、米国が30位であり、そのほか日本の近隣国では、中国が68位、ロシアが59位、フィリピンが106位であった。
なお、日本や韓国については、指標における5項目のうち、妊産婦や5歳未満児の死亡リスクも低く、公教育や所得も高い水準であったにも関わらず、「女性議員の割合」が上位の欧州諸国と比較して低かったことが順位を下げる要因になった。
ちなみに「女性議員の割合」は、1位のフィンランドの42.5%をはじめ、上位3ヵ国はほぼ4割前後であったが、日本は11.3%に過ぎなかった。
【参考】
2012年の結果はこちらhttp://mamapicks.jp/archives/52028785.html
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詳細レポートは「セーブ・ザ・チルドレン」のホームページに掲載http://www.savechildren.or.jp/scjcms/everyone.php?d=1122