1983年に任天堂から発売され、「ファミコン」の愛称で親しまれた家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」。カセットやカードを交換してさまざまなゲームが遊べるゲーム機としては、同年にセガの「SG-1000」やバンダイの「アルカディア」、アタリの「ATARI 2800」なども発売されていますが、当時としては高かったゲーム機としての性能、手頃な本体価格、豊富なソフトラインナップで瞬く間に子どもたちの心をつかみ、一大ブームを巻き起こしました。
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リアルタイムで遊んだ世代のみならず、今の若い世代もネット通販や中古ショップで本体やソフトを探し求めるファミコン。そんなゲーム史に残る名機のどこが好きだったのかを聞いてみたところ、最も多くの人が挙げたのは《ゲームのシステムがシンプルなものが多かった》でした。現在のゲームでもシンプルなものは数多くありますが、ファミコンが登場した初期はコントローラを含めた本体の機能や仕様、ゲーム業界の成熟度など、さまざまな理由でシンプルな遊び方のゲームが多かったのは確か。2位に《ボタンの数が少なくて操作を覚えるのが簡単だった》がつけていることからも分かるように、ファミコン世代のゲームファンは、当時のゲームの方が遊びやすかったと感じるのかもしれませんね。
ゲームファンの間には「ゲームはハードよりソフトが重要」という意見を持つ人が多いですが、それを実感させてくれるのは5位の《当時爆発的な人気を誇った「スーパーマリオブラザーズ」が遊べるハードだった》でしょうか。『スーパーマリオブラザーズ』といえば、世界累計で4,000万本以上のセールスを記録し、『Wii Sports』に記録を破られるまで「世界で最も売れたゲーム」として長年ギネスブックに掲載されていたほどの人気タイトル。当時のファミコンのライバルだったゲーム機にも優れたゲームは数多くありましたが、「キラータイトル」の名にふさわしいこのタイトルの存在は、やはりファミコンを選んだゲーム好きには何よりも重要だったようです。
調査方法:NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(株)提供の「gooリサーチ」モニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2013/5/31〜2013/6/3
有効回答者数:1,069 名
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