人気上昇中のデザイナーは、現役女子高生!!

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2013年08月06日 15:10  スタディサプリ進路

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スタディサプリ進路

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人間なのに人形みたい…履くだけで不思議アートな雰囲気を醸し出す「木目調ストッキング」。これをデザインしたのは、ハヤカワ五味さんという高校3年生の女の子。 作品は、自身がモデルになり、自作ブログやHP (http://hayakawagomi.com/)で販売してきた。最近は大手デパートからのオファーで期間限定ショップを開くなど、着実に人気が出ている。 「木目調ストッキング」のほかにも、「窒息ニーハイ」 「二兎タイツ」 「キリトリ線ストッキング」 など、独特の世界観をもつ作品ばかり。 この世界観は、何に影響されているのだろうか? 「小さいころから絵を描くのが好きで、小学校のころはゲームやアニメ。でもいつも趣味がサッと変わるんです。中学校からはインディーズのロックにハマったり、最近では乙一さんの小説にハマったり、いろいろなものに刺激を受けてきました」 最初に作ろうと思ったきっかけは? 「中学生の時、ロリータファッションにハマって“買うのは高いし、自分で作れるかも”と考えました。高校生になり、ある時、ストッキングにマジックやカラースプレーで模様を入れ、通っていた美術予備校に履いていったんです。そしたら友達に「それ、かわいい!」と言われたのが始まり。それで、自分で欲しいものは自分で作るようになっていったんです。」 次第に友達からも“欲しい!”と言われることが増え、手作りでは限界を感じ、製作をプロにお願いできないかと考え始めたハヤカワさん。 インターネットで調べてみると、デザインを製品化してくれるところはいくつもあった。片っ端からネットで見積もりをお願いし、初めてきちんとできた作品が「木目調ストッキング」だった。 「最初は自分で履きたくて作ってたんですけど、個展などにお客さんが履いてきてくれるんですよ。で、『これ履いてたら友達がカワイイって褒めてくれた!』なんて言ってくれる。自分が思っていたより好評で、ほめてもらうとやっぱりうれしい。その喜びに気づいてしまった!って感じです」 そんなハヤカワさんのクリエイティブ活動は、とにかくすべて自分でやるということにこだわっている。写真を撮る時には世界観に合う撮影場所も自分で探し、「ハヤカワ五味」カラーになるようイメージをカメラマンに伝える。 「木目調ストッキング」の写真も、子ども部屋に寂しく置き去りにされた人形のイメージにこだわって、ハヤカワさん自身が作り込んだ。 「私、知らない人と話すのは得意じゃないんです。だから、最初はネットだけでやっていた。でも、それだけでは自分の世界が広がらないんですよね。今はちゃんと名刺も持って、工場に頼んで作ってもらったり、いろいろな大人に会ったりしています。しょせん高校生だから、大人に頼らなくてはいろいろな世代の人とも知り合えないし、自分のことを知ってもらうチャンスだって逃してしまう。そこはちょっと頑張って、最近は少し慣れてきたかも」 これからは? 「ハヤカワ五味としていろいろ発信したいんですけど、技術が足りない。だから、大学で勉強します。いちばん勉強してみたいのはファッション・アート系の写真。それから英語も好きなので、語学留学をしたい。次に何をやるにしても、まずはとにかく美大目指して勉強ですね」 ハヤカワ五味さんのこれからの活動から目が離せなくなりそう!

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