准教授、助教、講師、博士研究員…誰が一番えらい?

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2013年08月09日 11:21  スタディサプリ進路

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スタディサプリ進路

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ドラマ・映画の『ガリレオ』シリーズで福山雅治が演じている主人公・湯川学の肩書きを覚えているだろうか?正解は帝都大学理工学部物理学科の“准教授”。 「あ、言われてみれば教授じゃないんだ」「“准”ってどういうこと?」と思った高校生も多いかも。 実は大学の先生には、「教授」以外にも、「准教授」「講師」「助教」などいろいろな肩書きがある。そのほか、先生ではないが、「研究員」「助手」といった人たちも。 教授以外の肩書きに関しては、教育関係者などを除けば意外と詳しくは知られていないもの。「講師と准教授はどっちが偉いの?」「助教って何する人なの?」などいろいろ気になることも多いはずだ。そこで、この機会にざっと整理しておこう。 まず、「教授」「准教授」「講師」「助教」「助手」について。 これらは、学校教育法という法律で定義されている肩書き。一般的には、(助手)→「助教」→「講師」→「准教授」→「教授」という順番で昇進していくので(助手のステップはない場合も多い)、その逆の順に地位が高いということになる。 「教授」から「助教」までは、学生に対する授業や研究の指導、さらに自身の研究活動といった仕事内容は基本的には同じ。「助手」は教授や准教授などのアシスタント的な役割を担い、通常は授業はもたない。 一方、「助教」は、助手から派生した役職だが、教授、准教授から独立した研究ができたり、授業を担当できたりする点が異なる。 注意が必要なのが「講師」。 大きく分けると「専任講師」と「非常勤(兼任)講師」の二種類がある。 「専任講師」は、一般的に、継続的な雇用が保証されているポストで、実際数年後には「准教授」にステップアップするケースが多い。それに対して「非常勤(兼任)講師」は1年などの期間限定の契約で、科目単位で任命される。実務家や他大学の教員などが務める「客員教授」「客員准教授」も一般的には「非常勤(兼任)講師」と同様な立場だ。 また、大学の研究施設や研究室には「研究員」という肩書きの人たちもいる。 「研究員」に関しては法律上の定義がないので、使われ方もさまざまなのだが、「博士研究員」「特任研究員」といった場合は、大学院の博士課程を修了した人たちが就くポスト。通常は数年の任期制で、大学に残る場合は「助教」などのポストを目指すことになる。 以上が大学で教育や研究に携わる人たちの代表的な肩書き。一通り頭に入れておくと、大学に関する情報収集の際などに役に立つかも!

このニュースに関するつぶやき

  • つーか、主任研が通常の主任以上課長未満とか主管研と部長が同格で上席研がその上とか、特任研と専任研が上席研と同格とかフェローが研究所長より植えとか研究所も訳分からん。
    • イイネ!1
    • コメント 6件

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