インドで再発見! 昭和なおもちゃの魅力

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2013年08月14日 10:00  MAMApicks

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インド在住の筆者、我が家でお泊まり会などを企画すると、日本から持ち込んだ据置型テレビゲームをやるのが定番。

ゲームのデジタルサウンドをかき消すように、わーわーきゃーきゃーと騒ぐ女児の声はなかなか楽しそうなのだが、インドでは、それが突然悲鳴に変わる。

「うわーーーーー! いいとこだったのに!!」

そう、インドでは停電が当たり前。
私たちが住んでいるマンションでは、自動バックアップをしてくれるのでまだ助かるのだが、それでも、電気が10秒ほど消え、夜だと明かりひとつもなく真っ暗になる。
当然、ゲームはセーブ前の状態に戻る。

子どもたちもお泊まり会とあって、テンションもあがっているため、「もう1回やろっ!」と最初からやり始めるのだが、この停電が1時間のうちに数回あったりする。

そのうちに、「もうやめよう」となる。
ゲームクリアもままならず、終了。
つまり、この国でテレビゲームは難しい……。

そういう理由もあり、インド人は据置型より、充電がきくポータブルゲーム機や、タブレットを持っている。いい学校ではタブレットでの授業がさかんなこともあって、金持ちの子どもは、どこにいってもタブレットを持って、ゲームを楽しんでいる。

しかし、これを許さないのは親。

少しでもタブレットのゲームから子どもを離そうと必死である。

そんなこともあり?iOSやAndroidの世界的人気ゲームアプリ「アングリーバード」の現物版おもちゃが、いまや大人気。

アングリーバード(赤い鳥のキャラ)をパチンコのようにして飛ばし、重ねたブロックを倒すという単純なものなのだが、なぜかどこにいっても大人気で、たくさんの種類がでている。

この人気についてインド人ママ友にきいたところ、「デジタルの『アングリーバード』よりいいでしょ。デジタルは目によくなさそうだけど、これなら安心!」とのこと。
やはり!どこの親も考えることは同じもよう。

そしてこのママ友に教えてもらったほかの人気おもちゃが、なんとびっくり私にとっては懐かしいおもちゃばかり! たとえばこちら。

「アスレチックランドゲーム」

これは同年代(※団塊ジュニア世代)の人ならおそらく知っていると思われる懐かしゲーム。日本で売っていたのとまったく同じ内容。製造者はTOMYになっていて、販売者がインドの会社になっているが、世界各地で扱っているのだろうか?

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数年離れている私が、一時帰国して見た久しぶりの日本は、駅の看板もあらゆる広告も電気が使われていて、まぶしすぎるほど。電気事情が悪いインドでは、テレビゲームもままならず、今も昭和なおもちゃが活躍。

インドで再発見した、忘れかけていた電気を使わないゲーム遊び。たまには昭和なおもちゃで遊んでみるのもいいものだ。親子の語らいもきっと増えるだろう。
ただし、我が家では親がはりきりすぎて、子どもを泣かしてしまったので、童心に帰りすぎるのはご注意を……。

川口 由美子
ライター、管理栄養士。著書「アレルギーっ子の簡単毎日レシピ100(青春出版社)」の他、雑誌やWEBで離乳食や幼児食などの家庭的レシピを紹介。All About「離乳食」等ガイド。夫の転勤に伴いアジアを転々としながら現地人に根付くアーユルベーダや漢方などを学ぶ。個人事務所「Food-Medi」を運営。9歳娘と3歳息子の母。

【関連アーカイブ】
花札は日本古来の知育おもちゃ!
http://mamapicks.jp/archives/51781949.html


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