ＡＯ・推薦での面接−どんな準備が必要？頭が真っ白になったら？

ＡＯ・推薦入試や、私立大学の一般入試、国公立大学の二次試験などで課される面接。一人で受ける個人面接と、複数の受験生と一緒に受ける集団面接があるが、どんな心構えで参加すればいいのだろうか？ 受験生が抱きがちな疑問について、面接や小論文、志望理由書の指導に取り組まれている、株式会社カンザキメソッド代表・神崎史彦さんに答えてもらった。 Ｑ．１　試験官は面接で何をチェックしている？ Ａ．１　学習意欲や熱意、態度などに注目している。 「試験官が注目しているのは、学習意欲や熱意、態度、表情、マナーなど。これらを、志望理由や自己ＰＲ、高校生活のこと、ニュースへの意見など、さまざまな質問を投げかけることでチェックしています」 Ｑ．２　どんな準備をすればいい？ Ａ．２　よくある質問の答えを用意しておこう。 「面接でよく聞かれる質問がありますから、何が聞かれるかを把握し、それに対する自分の答えを用意しておきましょう。代表的な頻出質問は、『なぜこの学校を志望したのか？』『入学後、勉強以外でやりたいことは？』『志望校の教育内容についてどう思うか？』です」 Ｑ．３　面接中、頭が真っ白になったら？ Ａ．３　「時間をください」と言っていい。 「返答内容が思い浮かばないなら、『お時間いただけますか？』と伝え、考えを整理してから落ち着いて解答すればＯＫ。質問の内容自体がわからないなら、『もう一度ご説明いただけますか？』と素直に聞いて構いません」 Ｑ．４　それでも答えられなかったら？ Ａ．４　素直に謝ろう。 「時間をもらってもどうしても答えがまとまらなかったら、素直に『今は整理ができません、申し訳ありません』と謝りましょう。ただ、せっかくなら『帰宅途中に考えたり調べたりしたいと思います』といった前向きな姿勢を見せておきたいですね」 面接は慣れない経験だけれど、過度に緊張せずに臨みたいもの。神崎さんからのアドバイスを参考に、準備を進めよう。