専門学校発!いけてる「商品化」列伝
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2013年10月02日 16:51 スタディサプリ進路
専門学校では企業との連携が活発だ。なかでも、「商品化」の取り組みは、大きなチャンス。自分の考えたアイデアが本当に商品になってしまう経験ができたら、とてもうれしいし自信になるだろう。今回はそんな専門学校の商品化の実例を紹介しよう。
●ホスピタリティ ツーリズム専門学校大阪 「旅行商品」
2012年夏、旅行科の学生が、農協観光西日本グリーンツーリズム支店の夏休みを利用した子供向け旅行商品を考え、優秀だった「夏休み☆ドキドキ体験物語」という企画が商品化された。島根県浜田市の地域活性化を目的としたもので、ライフセービングやカブトムシの標本作り、満天の星空観察、地元の一般家庭での宿泊などのプランが組まれた。
●OKA学園トータルデザインアカデミー 「地元特産品」
長野県飯山市産の菜の花を一年中楽しんでもらおうと、衣料品メーカーと学生が協同で商品開発した。菜の花で染めたストール、かばんやボールペン、木製クリップなど9種類を、市内の道の駅「花の駅千曲川」で2013年1月から販売し始めた。学生が染色に使用する花を摘んだり、商品を紹介する文章を印刷した紙に菜の花の絵を描いたりしたという。
●モード学園 「カーテン」
大手通販会社「セシール」と連携し、グラフィック学科の学生が「もっとお部屋をかわいく、かっこよく!」をテーマに、10代・20代男女向けのプライベートルーム用カーテンのデザイン案を制作。一般ユーザーの人気投票で選ばれた上位4作品と通販会社の社員が選んだ1作品が商品化され、専門サイトにて2013年3月より発売された。
●名古屋ユマニテク歯科製菓専門学校 「パン」
大手百貨店「近鉄パッセ」による「学生応援プロジェクト」の一環で、大手ベーカリーチェーン「ドンク」の名古屋近鉄店店長から学生がアドバイスを受けながら商品を開発。ナスとトマトを八丁みそと合わせた惣菜パン「トマトミーソ!食べてミソ!」など、優秀作品に選ばれたパンを2012年6月に期間限定で販売した。
●日本工学院 「化粧品」
環境・バイオ科 化粧品バイオコースでは、大手化粧品会社の研究員を務めた経歴をもつ先生の指導のもと化粧品を開発。学生がコンセプト、ネーミング、商品の中身などを考案したオリジナル商品「KneecH」(ニーチェ)を商品化した。初代と2代目は「10代のための初めて使う化粧品」がテーマだったが、2011年からは 「贅沢と癒し」 をテーマにした3代目がお目見え。オープンキャンパスなどで無料配布されている。
商品化の過程では、企業の担当者から直接アドバイスを受ける機会もある。これによって社会で必要とされているものは何か、消費者に喜ばれるものは何かを実感できる。
「どんな人をターゲットにするのか」「どんなニーズに応えるのか」などを考えるなかで、マーケティングのセンスも鍛えられるだろう。専門学校で「商品化」のチャンスがあれば、ぜひ積極的にチャレンジしてほしい!
●リクナビ進学「オープンキャンパスに行こう! (http://shingakunet.com/openCampus/)」コーナー
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